必殺シリーズ 備忘録

主に各回の名シーンまとめ
※『新仕舞人』『仕置屋稼業』をまとめ中!

第05作 必殺必中仕事屋稼業 第05話「忍んで勝負」

2016年01月20日 | 第05作 必殺必中仕事屋稼業



【ストーリー】

小伝馬町牢の牢名主・もぐらの留三は牢役人とグルになり、牢内博打で他の罪人から金を巻き上げていた。
留三一味の始末を頼まれた半兵衛と政吉。
二人は一体どうやって牢内の留三を仕留めるのか!?

【知ってるゲスト】
多々良純、小林勝彦

【名シーン】
①もぐらの留三登場

↑最初から悪事をやりたい放題。だけど笑ってしまうこの顔と演技!

②博打で勝負!
    髪結いとして牢内に侵入した二人は隙を作るために留三を博打に誘う。

 政吉「じゃあ(掛け金を)出してくださいよ」
 留三「…うむ、うむむ…」
 政吉「なんだ、ねえのか。それじゃ勝負にならねぇや」
 留三「証文を書こう」
 政吉「またまた、今度はその手にはひっかからねぇよ!」
 留三「ようし、俺の命張ってやらぁ!!」
    殺しのテーマ「仕事屋大勝負~夜空の慕情」が流れる。
 政吉「ははは、さすが名主さんだ。震えちゃうなぁ…勝負!」
    花札で勝負開始。留三は手の中に札を隠すイカサマを働くが政吉はそれを見抜く。
    口論になる二人。留三は手の中を見せるが、あら不思議、札が消えている!
    政吉を地面に押さえつけ剃刀を突きつける留三。
 留三「博打に言いがかりをつけたらどうなるか、そいつは手前も知ってるだろうな!?」
半兵衛「知ってるよ、こうなるんだ」
    ブシュ!半兵衛は背後から隙だらけの留三の頭に櫛を突き刺す!
半兵衛「牢名主さん?牢名主さん!?あ、こりゃ卒中だ!」

↑ガラスの上で博打シーンを撮影。視聴者にもイカサマが見えるためとても分かりやすい!

↑この顔!なんて憎々しい!

↑卒中で急死した留三。少しにやけてます?多々良さん、ラストはギャグ顔で決めてくれたようです。

【感想】
単純なストーリーながら、多々良純さんの演技のおかげで退屈しない。
迫力満点の悪役を演じながらも、コミカルさがあるのがこの人の魅力なんだよね。
多々良さんは特撮でもおなじみで、新マンに出てきた紙芝居屋の親父を真っ先に思い出します(マイナーすぎだろ)。


第05作 必殺必中仕事屋稼業 第04話「逆転勝負」

2016年01月20日 | 第05作 必殺必中仕事屋稼業



【ストーリー】

岡っ引きの弥三は島帰りの者にゆすりたかりを働く”閻魔の弥三”として恐れられていた。
おせいの元にも島帰りの吉五郎から「弥三から十手を取り上げて欲しい」との依頼が入るが、その後弥三は何者かに殺されてしまう。
政吉は弥三殺しの下手人として疑われ、吉五郎は仕事屋が約束を違えて弥三を殺してしまったとおせいを責める。
弥三の娘・おすみまでも殺されてしまうが、二人を殺したのはあろうことか頼み人の吉五郎であった。

【知ってるゲスト】
今井健二、高木均、北見唯一

【名シーン】
①わき毛で勝負!
    おすみの身辺調査をどちらがやるか、半兵衛と政吉はわき毛の長さで競う
結果は政吉が圧勝!

半兵衛「馬並みだなぁ…」
 政吉「毛並みがいいんだよ!」

↑政吉のドヤ顔(笑)

おせいと政吉
    政吉は弥三殺しの疑いがかかっているため、仕事から外されてしまう。
    納得のいかない政吉はおせいに抗議する。

 政吉「とにかく俺は好きなようにやらせてもらうよ。
    俺は父親が殺されて泣いている一人の娘の恨みをどうしても晴らしてやりてえんだよ。勝手にやらしてもらうよ」
    突然おせいは政吉を掴み、ビンタをくらわしながら言う。
おせい「政吉!勝手な真似は許さないよ!でなきゃお前を殺す!」
    政吉は短刀を抜きそうになるが、おせいはその刃を素手で掴み止める。
おせい「…政吉さん」
 政吉「…」
おせい「政吉さん…あなたが地獄へ落ちる時はあたしも一緒です」
    おせいは政吉に短刀を返し、政吉は黙ってそれを受け取った。


↑去っていくおせいの背中を見つめ政吉は何を思ったのだろう。

【感想】
今健さん、いつものようにボスキャラかと思いきやなんと被害者に。
政吉とおせいの親子喧嘩も楽しめる回。
ラストで政吉は、おすみの恨みを晴らすため怒りの一撃を吉五郎に食らわせるが、直後におすみを忘れようとするかのように女と遊び耽るシーンが続くのも面白い。