【ストーリー】
小伝馬町牢の牢名主・もぐらの留三は牢役人とグルになり、牢内博打で他の罪人から金を巻き上げていた。
留三一味の始末を頼まれた半兵衛と政吉。
二人は一体どうやって牢内の留三を仕留めるのか!?
【知ってるゲスト】
多々良純、小林勝彦
【名シーン】
①もぐらの留三登場
↑最初から悪事をやりたい放題。だけど笑ってしまうこの顔と演技!
②博打で勝負!
髪結いとして牢内に侵入した二人は隙を作るために留三を博打に誘う。
政吉「じゃあ(掛け金を)出してくださいよ」
留三「…うむ、うむむ…」
政吉「なんだ、ねえのか。それじゃ勝負にならねぇや」
留三「証文を書こう」
政吉「またまた、今度はその手にはひっかからねぇよ!」
留三「ようし、俺の命張ってやらぁ!!」
殺しのテーマ「仕事屋大勝負~夜空の慕情」が流れる。
政吉「ははは、さすが名主さんだ。震えちゃうなぁ…勝負!」
花札で勝負開始。留三は手の中に札を隠すイカサマを働くが政吉はそれを見抜く。
口論になる二人。留三は手の中を見せるが、あら不思議、札が消えている!
政吉を地面に押さえつけ剃刀を突きつける留三。
留三「博打に言いがかりをつけたらどうなるか、そいつは手前も知ってるだろうな!?」
半兵衛「知ってるよ、こうなるんだ」
ブシュ!半兵衛は背後から隙だらけの留三の頭に櫛を突き刺す!
半兵衛「牢名主さん?牢名主さん!?あ、こりゃ卒中だ!」
↑ガラスの上で博打シーンを撮影。視聴者にもイカサマが見えるためとても分かりやすい!
↑この顔!なんて憎々しい!
↑卒中で急死した留三。少しにやけてます?多々良さん、ラストはギャグ顔で決めてくれたようです。
【感想】
単純なストーリーながら、多々良純さんの演技のおかげで退屈しない。
迫力満点の悪役を演じながらも、コミカルさがあるのがこの人の魅力なんだよね。
多々良さんは特撮でもおなじみで、新マンに出てきた紙芝居屋の親父を真っ先に思い出します(マイナーすぎだろ)。