失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「アルフィー」ディオンヌ・ワーウィック 1967年

2005-09-01 | 
“Alfie" Dionne Warwick 1967
この8cmCDの発売は1991年。

今日は小ネタから。
さっきNHKの連ドラ「ファイト」を見てたら、劇中で由紀さおりが「サイゴウジョンコ応援歌」でCDデビューすることが決定!見てない人にはいったい何のことやらってなハナシだが、あと一ヶ月で終わるので今から追いつこうとしてもムリでしょう。ドラマとしてもなかなかよく出来ていると思う。今日は武豊も出演!あ、「サイゴウジョンコ」は競走馬の名前ね。
・・・ってドラマの紹介はいいんです。その由紀さおり扮する温泉宿の女将にして音大生・駒田絹子さんの、デビューCDが短冊型の8cmCDシングルだった。今日はさおりが踊りながらア・カペラで歌い、周りの出演者がみんなでCDシングルを振りかざしながら応援する、という8cmコレクター的に見逃せないシーンがあり大変満足。競走馬の応援歌、というノベルティ色の強い企画なので、マキシ・シングルよりも8cmというチョイスは、リアリティあってよかったのではないだろうか。

ちなみにその応援歌は超キャッチー。由紀さおりヴァージョンは劇中のみのようだが、主役の本仮屋ユイカと弟役の田中冴樹が歌うヴァージョンが番組エンディングで時々流れる。こっちは「ファイト」のサイトで視聴可能(トピックスの8月1日分)。私は最近、知らぬ間に「♪ジョ~ンコ ジョーンコ」と歌ってしまうことがしばしば。もし8cmで発売になったら買ってしまいそう・・・



で、今回はディオンヌ・ワーウィック。バカラック・シンガーといえばやっぱりこの人か。2曲とも、B. Bacharach-H. Davidの作品。

①アルフィー Alfie 資生堂リバイタルCFイメージソング
ディオンヌ・ワーウィックって見た目は恐ろしくディープなソウルを歌いそうな雰囲気だが、実際はもの凄く軽い声。バカラックの軽快な曲の表現者としては最高だったのだろう。でも、こういうバラードはどうなんだろう?バカラックの代表曲と言ってもいい名曲だが、私はEverything But The Girlによるカヴァーがものすごーく好きなので(トレイシー・ソーン最高!)、このディオンヌのヴァージョンは今ひとつ物足りなく感じてしまう。ちなみにEBTGヴァージョンはシングル「Don't leave me behind」B面収録。

②恋よさようなら I'll Never Fall In Love Again 1969
こういうのが、ディオンヌの当たり役って感じだろうか。

2曲とも2分台。合計タイムは5分38秒、現時点で市川実和子の5分10秒に続いて第2位!さあ、5分を切る選手は存在するのか?

ジャケットは今は亡きマンハッタンのツイン・タワー。もうすぐまた9.11がやってくる。今年は衆院選か。

定価930円、中古とレンタル落ち、2枚とも50円。
何で2枚あるかって?そりゃ、持ってることを忘れてまた買っちゃったんですよ。
長くやってるとこういうことも・・・ねえ。




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2 コメント

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Unknown ()
2005-09-03 10:58:43
ディオンヌは嫌いではないけど、確かにディープなソウルというよりもバカラック声ですよね。EBTGヴァージョンは友達に借りて昔聴きました。勿論トレイシーの深みのあるあの声だからこそ、サイコー(泣)。

ツイン・タワージャケ、美しいですね。最高デス。

しかし、何で同じのが2枚あるかって?それはやはりシールでしょ、シール(笑)。もーわかってるくせにぃ(笑)。
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SIDE-B (nakamura8cm)
2005-09-04 23:14:58
EBTGのAlfieをご存知とは!

私は最近、シングルB面に平気で傑作を入れちゃうような、なおかつそれをアルバムに入れ損なっちゃうようなアーティストが大好きということに気付きました。

>それはやはりシールでしょ、シール

あれー?バレバレでしたか(笑)。
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