地獄の傀儡師の徒然なるブログ

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マルクスの人間観について  

2008-07-11 06:42:39 | Weblog
さてさて今日はマルクスという人物の理論に迫ってみたいと思います^^
長くなると思うので何回かに分けます。

マルクスは人間の本質を労働と考えます。労働とは人間が自己の生命・肉体・欲求・精神を実現し発展させる為の活動・実践の事です。人間は労働によって自然や環境に働きかけ、自己の肉体や精神を維持し、これをより高度なものへと発展させていきます。つまり人間は労働によって自己を実現するのです。

しかし人間の労働というのは単に個人が孤立して行うのではありませんよね。
人間が人間として生きていく為には、必然的に他の人間との社会的な関係を結んで、この社会関係の中で労働する事になります。
つまり人間は本質的に社会的動物あるいは他の人間と結びついた「類的存在」であるのです。
人間の意識や精神、そして言語もそれ自体、人間の社会的関係のなかで生まれたものであり、人間が動物から進化してきたのはこうした社会的関係を形成することによってでありました^^