地獄の傀儡師の徒然なるブログ

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マルクスの弁証法的唯物論について^^

2008-07-11 07:00:32 | Weblog
第三弾です^^超長文ですがどうぞ根気よく最後まで目をお通し下さいm(_ _)m



ドイツ観念論の大成者ヘーゲルは、世界や人間の根源・本質を精神とし、この絶対的な精神が弁証法的に自己を展開することによって現実の自然や人間を生み出していくと考えました。
マルクスはこうしたヘーゲルの観念的な弁証法を批判する一方、これを克服して唯物論の立場において継承しました。
他方、マルクスは、それまでの唯物論が物質を世界の根拠と考え、精神は物質が感覚を通して人間の頭脳に反映したものとみなす機械的唯物論であったのを克服し、弁証法的唯物論を確立しました。
彼は具体的な現実の人間や自然から出発し、精神は現実の人間が自然や社会のなかで生きていく過程で歴史的に形成していったものと考え、精神が人間をつくるというヘーゲル流の考えを批判しました。

ヘーゲル批判に大きな役割を果たし、マルクスに直接影響を与えた人間にフォイエルバッハがいます。かれはヘーゲルやキリスト教を唯物論の立場で批判し、神が人間を造ったのではなく人間が神を造ったと主張しました。マルクスはこの立場を継承し、こうしてヘーゲルから弁証法を、フォイエルバッハから唯物論を批判的に継承し、これをのりこえてかれ独自の思想をつくりあげていったのです。