未知との遭遇・見えないイメージの探索

主人公ロイは、日常生活に見え隠れする奇妙なイメージを追い求め、ついに未知のターゲットに遭遇する

根拠に基づいた健康

2010-02-21 20:47:24 | Weblog
黒ゴマを絶ってから、もうじき三週間になるようですが、
私の不整脈も、息子のアトピー性皮膚炎も、ぶり返してません。
解釈はいろいろできると思いますが、
ともかく、どちらの症状に対しても、
黒ゴマの成分が必須、というわけではないようです。
(一ヶ月以上見ないとだめかな・・・)

21世紀にはいって、何でも根拠(エビデンス)が求められ、
根拠のないものは、できる限り排除されようとしているようです。
医療に関しては、evidence-based medicine という言い方をされますが、
「代替医療のトリック」を読んでいると、
健康法もエビデンスのないものは何でも駆逐されそうな気がしてきます。

現に、ヨーロッパでは、
飲酒の健康被害についてのエビデンスが沢山出てきて、
禁酒に向けた動きが活発化しており、
業界は、20世紀のタバコ産業の二の舞にならないか、
気をもんでいるようです。
こういう動きというのは、考えさせられますね。

健康被害ということは、健康第一、ということで、
健康を至上目標にしているわけですよね。
でも昔から、短く太く生きたいという人もいるわけだし、
認知症で寝たきりになるくらいなら・・・
こういう病気で死にたい、
そのためにはどういう不摂生をすればよいか、
などという自由についての、
よからぬ考えが頭をよぎります。

「代替医療のトリック」は、ハーブ療法の真実 の中ほどまで読み進みました。
ホメオパシーについては参りました。
日本では、最近ホメオパシーを試すお医者さんが増えているようなのですが、
ホメオパシーの薬であるレメディーは販売されているのでしょうか。
効果を信じることはまず無理ですが、
有効性があるという論文が「ネイチャー」に出たことが、
普及のきっかけになったようです。

磁気療法は全くいんちき、と断言しています。
ところが、日本では医療機器として使われているわけで、
そうである限りは、ちゃんとエビデンスが提出されて認可されているはずですが、
とうなっているのでしょう。

ハーブ療法は、一番気になるところですが、
著者は、
1.全く効かないものがある、
2.有害物質で汚染されているものがある、
3.既存の医薬品などを添加して効果を偽造しているものがある
4.副作用が無視できないものがある
5.医薬品との併用で、医薬品の効能が発揮されなくなる
6.医療を受ければ助かるケースについて、ハーブ療法を過信して亡くなる人がいる。
などの注意点を挙げています。

2、3について、私が買い求めた販売店の資料など見る限り、
日本では、ずいぶん安心できるように思います。
副作用や併用での相互作用については、
それだけ薬理作用がある、ということです。
日本の販売店のパンフレットでは標準的に注意事項が書いてあるようです。

全体に業界の罪を暴く、というストーリーなので、
効果のあるケースは強調されていないのですが、それでも、
セントジョンズワート(軽度から中程度のうつ病)と
エキナセア(風邪)などは、
効果があるといっています。

エキナセアについて筆者は、
「通常医療の風邪薬はおおむね効果がないのに対し、
エキナセアのエキスは、・・・病気の期間を短くしてくれそうなので、
風邪をひいたらこれを試してみる価値はあるかもしれない」
といっています。
これだけ辛口の本で述べているのだから、
試してみる価値はありそう。

セントジョンズワートは、
マジョラムを始めてすぐに買い求め、試してみましたが、
一袋2週間ほどでは効果を感じませんでした。
私にはマジョラムが体質にあってるようです。

エビデンスをとるにはものすごい金と時間と労力がかかるので、
何でもエビデンス、エビデンスで縛れるわけはないと思うのですが、
テレビの番組などで、
視聴者がエビデンスのほしい健康法を応募して、
番組で検証する、
などの健康番組が企画されるとよいのではないでしょうか。


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1 コメント

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医学はパラダイム転換 (AXBYCZMED)
2011-12-30 02:25:40
磁気療法はインチキではありませんよ。磁気療法こそ現代医学をはるかに上回る有効性があります。薬を使わずに、大部分の病気を即効的に治癒させることができる。原因・症状・部位・病名などを問わず、小学生でも理解できる単純な治療法則をひとつ知るだけでよい。うつ病も、喘息も、肝炎も、神経痛や関節炎・筋肉の炎症などが、一日で完治なんてことも。生命を化学反応の集積とみる現代医学の生命観が間違っているのです。生命が物理法則に従っているならば、物理的に治療することが可能であるはずです。

これまでは治療法を法則化をできず、原理の説明も間違っていたために疑似科学扱いされ、統計学や二重盲検法など、現代医学の「その場しのぎの検証法」によって否定されていたのです。治癒という事実と物理法則をきちんと理解していない人たちこそ科学の進歩を妨げる。疑似科学と未科学の真贋を見破ることのできないおバカな人たち、彼らは疑似科学論者と同類です。詳細はいずれ明らかになるでしょう。
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