未知との遭遇・見えないイメージの探索

主人公ロイは、日常生活に見え隠れする奇妙なイメージを追い求め、ついに未知のターゲットに遭遇する

サラ・ブライトマンな世界2

2007-06-07 06:23:21 | Weblog
勤め帰りの夜道を歩きながら聞いていると、なんだか異界にさまよいこんでいきそう、
そこがサラ・ブライトマンな世界

アルバム ラ・ルーナ(月) は、まさしく月の魔力を持っている
フィリオ・ペルドゥート と 月の息子 は、悪魔に魂を奪われたジプシーのアルビーノ(色素欠乏症)のみなしごの歌。天上にいる父が息子をいざなう。

クラッシックスもその傾向があって、サラ(とフランク・ピーターソン)がいたるところにわなを仕掛けているのだ。日常生活の心に、突然ぽっかりと異次元に通じる穴をあける。アベマリアのサラのささやくような声と、背景に流れる効果音が絡みあって、神経の微妙なところを刺激する。

ミニマリズムといっているようだけど、最小限の要素で人間の感性を刺激する魔法の技術のようなものだ。曲の構成もあって、アルバムの順番で聞いていくとじわじわとその効果が効いてくるようになっている。やはりサラの曲はアルバムで聴きたい。