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次亜塩素酸の毒性

2017年03月01日 | Weblog
歯周病防止、口臭わきが足臭、ノロウイルス、インフルエンザ、ゴキブリ駆除に

次亜塩素酸と塩素の毒性は同じ程度と考えられます。

水溶液中では次亜塩素酸と塩素は水素イオン濃度の変化により、
容易に相互変換します。
生体中の水分を考えると、
次亜塩素酸も塩素もほぼ同じ毒性を示すと推定されます。

日本産業衛生学会(産業衛生学雑誌 Vol.44 (2002) )
塩素の気中許容濃度は 0.5ppm : 1.5mg/m3(最大許容濃度)
次亜塩素酸の許容濃度は決められていません。

塩素(ppm)による曝露濃度と症状  
0.1~0.2    臭気を感ずる。
0.2~3.5    臭いを感じるが耐性が生じる。
1       かなり刺激臭が強い。
3~6      目、鼻、喉に刺激、頭痛をまねく。
14~21     0.5~1時間で生命危険。
40~60     短時間で生命危険。
100      1分間以上耐えられない。
430      30分以上で致命的
900      即死。
            危険物データブック 東京消防庁
  

化学構造からして、分子としてはほぼ同じ反応性を持つと思われる、
次亜塩素酸水は安全、塩素は猛毒となぜ言われるのか。
この辺を探ってみます。

塩素は次亜塩素酸ソーダ6%の形で市販され、
トイレ、風呂場の掃除に普通に使われています。
次亜塩素酸水は高濃度で市販することは出来ません。
高濃度次亜塩素酸水は濃度低下、変質が大きく、
せいぜい400mg/L、それ以下でないと市販出来ません。

仮に、8m3の風呂場で、
次亜塩素酸ソーダ6%、次亜塩素酸水400mg/L各100mLに
強酸を加えた場合を考えると、塩素が全量気化したとして、
次亜塩素酸ソーダ6%   750mg/m3   240ppm
次亜塩素酸水400mg/L   5mg/m3   1.6ppm

次亜塩素酸水が安全と言われる所以は、
高濃度のものは入手できないという所に有りそうです。

良く使用される次亜塩素酸水50mg/L~80mg/Lでは、
6畳間(25m3)で使用した場合、
100mL中の次亜塩素酸が全量気化しても、0.06~0.1ppm、
臭気を感じるかどうかと言う程度です。

大量の低濃度次亜塩素酸水に、大量の強酸を間違って加えることは、考えにくいですが、
少量の次亜塩素酸ソーダ6%に、少量の強酸を間違って加えることは、起こり得ることです。


次亜塩素酸水は安全、塩素は猛毒と言われる理由がもう一つ考えられます。
水溶液中の分子の気化のし易さを示すヘンリー定数は、
次亜塩素酸0.001atm・L/mol、塩素13.57atm・L/molですから、
塩素は次亜塩素酸の13600倍気化し易いということです。
次亜塩素酸水中の次亜塩素酸は極めて気化し難い為、
通常、部屋で次亜塩素酸水を使用しても、
次亜塩素酸濃度が0.1ppmに達することはまず有りません。
労働衛生上の気中許容濃度は 0.5ppm ですから次亜塩素酸は安全であると言えます。
一方、塩素は13600倍ですから、どう低く見積もっても、
猛毒と言われる危険領域に入ります。

体内に病原菌などが侵入したとき、白血球の一つ好中球が産生する殺菌成分が次亜塩素酸です。人にとって、次亜塩素酸はなくてはならないもので、毒物か益物かは容易に濃度制御できるか否かに依るようです。
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