リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

柿安へお買い物

2022年11月07日 17時57分46秒 | 日々のこと
今日は天気がいいので愛車のホンダ・ステップコンポ(電動アシスト自転車です)を駆って柿安のスーパー(柿安精肉店)に牛乳を買いに行きました。この自転車は初代ホンダステップワゴンが出たときに専用オプションという形で発売されたもので、ステップワゴンは買わずに自転車だけ買ったものです。もう20年以上使っています。

行くルートは自動車が通る道は避けて旧東海道筋を通ることにしました。柿安は昔の桑名城の跡地にあります。駐車場のすぐ裏は桑名城天守があったところです。ウチの近くには桑名藩の下級武士が住んでいましたので、ちょうど下っ端のお侍が桑名城に登城するみたいな感じですね。


正面は伝馬公園です。ここは願証寺という大きなお寺があったところです。江戸末期にはすでに廃寺になっていました。道路の部分も写真をとっている場所もかつてはお寺の敷地でした。11月20日に行われる市会議員選挙のポスター掲示板が設置されています。

ここから旧東海道筋にはいります。


この筋にはお寺が沢山並んでいます。これは多分街道から市街に入るところに寺を沢山配置して、いざとなったら僧兵を動員して敵の侵入を食い止める、というためなのでしょうか。桑名の街割は17世紀の初期に本田忠勝が行いましたので、防御に対してはしっかりしていたのだと思います。


街道筋にある「いもや」という知る人ぞ知るおもちゃ屋さん?なんといったらいいかわかりませんが、私が子供の頃はまだ普通の駄菓子屋でした。


このあたりは道が枡形になっていて敵の侵入に対して備えています。道の枡形の終わりあたりに吉津屋門があり番所が置かれていました。東海道筋にはもう少し手前、今の日進小学校の近くにも七曲門があり、そこにも番所がありました。


正面のお店も柿安ですが、今日はここに行くのではありません。全国的に有名になった柿安とは別のお店(お肉屋さん)です。


桑名城のお堀です。柿安がもう大分近づいてきました。


春日神社前の大鳥居です。昔は「勢州桑名に過ぎたるものは銅の鳥居に二朱女郎」と歌われました。昔の桑名には高級できれいな女の人が多かったということのようです。伊勢湾台風のときはこの鳥居の礎石から1メートル以上の高さの水が押し寄せ、流されてきた船が鳥居に衝突、今も傷跡が残っています。


めざす柿安が見えました。この建物は実は昔は結婚式場として建てられそれを柿安が「居抜き」したものです。

スーパー柿安で牛乳2パック買って、帰り道に寺町の大黒屋というお餅やさんで三色団子と鬼饅頭を買って帰宅いたしました。