リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リュート到着

2013年09月06日 13時35分38秒 | 音楽系
リュートが到着しました。スティーブンが言ってた到着予定日より1日早かったです。今回は中部空港ではなく、成田を経由して到着しました。道理で通関の業者さんからの電話の感じが異なっていました。中部空港だとそれなりになぜかこちらも知られていて、「いつものですね」みたいな感じですむんですが、今回は結構いろいろ尋ねられました。

業者さんの話では、通信販売で購入した場合は、価格の60%に対して消費税がかかるそうです。それは知らなかったです。私の場合は、通信販売といえば通信販売に違いないのでそのように処理していただきました。


日本語の表示もちゃんと貼ってもらいました。もっとも到着した日はあまり暑くなかったですが。(笑)

早速梱包をときましたが、これっていつもそうですけど、なかなか面倒な作業です。ゴミも沢山でるし。

緩衝材やら段ボールをすべて取り除いて、やっとブツが見えてきました。楽器のケースを開けて念入りにチェックしまして、どうやら無傷で到着したようで一安心。



でもリュートはこれからが大変です。弦を全て規定のピッチまで上げる前に、もしペグがスムーズに回らないようでしたら、それの調整をする必要があります。製作家によっては、全く調整不要のレベルまで調整してくれる人もいれば、未調整に近い人もいます。残念ながらスティーブンは後者。11コース20本のペグ調整って結構大変です。調整の結果1コースのペグがどうしてもスムーズに回らないので、後日スティーブンに代わりを送ってもらう予定です。

スティーブンの話では、弦を売っている業者(イギリスのことばで chap というようです)が休暇でずっと休みなので、手持ちの弦しか張れなかったとのこと。実際張ってある弦はいまひとつ。あらかじめ、弦を注文しておけばよかったです。

3、4コースのローポジションが少しビビるので、フレットも下4本を巻き替えました。ストラップは先日東急ハンズで皮を買ってきたのでそれで製作、これでやっとまともに音出しです。はい、リュートは面倒くさい楽器です。