リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

弦を替えました

2013年05月07日 21時19分14秒 | 音楽系
リサイタル用に弦を替えました。といっても全て替えたわけではなく、半分くらいは3月の終わりに替えたままです。10日前に全部替えるのはちょっと怖いというか別に怖いものではありませんが(笑)、弦が狂う度合いがまだまだ大きいので避けたいところです。もちろん10日もあれば落ち着くには落ち着きますがね。

今回は最初はガット弦を6コースまでと全てのオクターブ弦に使おうと思っていましたが、諸般の事情で断念。結局オール合成樹脂弦です。

3月の終わりに替えたときは、実はオクターブ弦はガットでしたが、やはり諸般の事情でナイルガット弦に交換しました。オクターブ弦をガットにするのは音が柔らかくなりなかなかよかったんですけどねぇ。

1コースはナイルガット弦を3月の終わり以降張っていましたが、どうも音がきついのと多少振動不良が見られたので、これをピラミッドのレクティファイド・ナイロン弦に交換、うむ、やはりこちらの方が正解だったようです。いざというときの備えに1弦用のピラミッド弦は10本ストックしておきました。1本目は音程不良でペケ、2本目でめずらしくオーケーでした。

弦の構成は、1コースがピラミッドのレクティファイド・ナイロン弦、2~5と6~10のオクターブ弦はナイルガット弦、6~13のバス弦はピラミッドの銅巻き弦、11~13のオクターブはアキーラのDタイプ弦です。アキーラ社とピラミッド社の混成ですね。
あと、来週になったら、フレットを全て交換して本番に臨む予定です。まぁ、リュート奏者はいろいろ大変です。(笑)