リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

通奏低音用例集

2008年03月26日 11時31分00秒 | 音楽系
最近自分のサイトの「通奏低音用例集」をひさびさに更新いたしました。このコーナーは音楽にはあまりというかほとんど関係ない、本来ならなくてもいいようなコーナーですが、趣味的に存続させています。熱心にに通奏低音を勉強したいという方が来られてもここでは何も得ることはありません。(笑)

通奏低音というのは、バロック音楽に特有のバスの有り様でして、簡単にいうのは少し難しいんですが、要するに和音を表す数字がついた低音(数字のない場合もあります)を元に和音やメロディを弾く演奏技術です。これは特定の楽器に依存するものではなく、同じ楽譜を見て、リュートでもチェンバロでもハープでもオルガンでも演奏することができます。もちろん使う楽器の特性により当然サウンドは異なってきます。

とまぁ音楽的にはこんなもんですが、日本語でちょっと格調の高めな文章で「通奏低音のように存在していた」とか「かくかくしかじかの行動が通奏低音のようにナントカ」式の表現としてたまに出てきます。たまにしか出てこないのでコレクションの対象になるわけです。で、この用例集=コレクションですが、15例発表しました。最近ちょっとゲット率が下がってきましたが、ひさびさに昨年秋ひとつ出てきました。(これはまだ未発表)サイトをご覧になって興味を持たれた方で、もし新しいのを発見したら、ぜひ教えてください。(笑)