リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

無事終了

2008年03月22日 19時44分22秒 | 音楽系
バロック音楽講座は本日無事全5回終了いたしました。ご参加くださった皆様には本当に感謝申し上げます。8割以上出席の方には教育委員会から修了書が渡されました。

今回は楽器の生演奏がなく、そのせいか大変な好天に恵まれました。前回の雪嵐とは大変な違いです。今回のテーマは「現代におけるバロック音楽の演奏」ということで、70年代を軸にバロック音楽の演奏がどのように変化していったかを、昔のLPの鑑賞も含めてお話をさせていただきました。

昔親しんだLPをCD-Rに焼いて何曲か聴いて頂きましたが、参加の皆さんと聴いていて、パチパチという音をバックに聞こえてくるレコード面の傷音の場所が記憶によみがえってきて妙に懐かしい気分になりました。「あ、そういやこのあたりでボツって音がいつもしてたよなぁ・・・」なんて感じでした。(笑)

オイゲン・ミューラー・ドンボア氏による、世界最初のバロック・リュート録音(たぶん60年代の後半の録音)のレコードも久々に聴きました。これは講座の終わりの方で紹介させていただきましたが、非常に音楽的で上手な演奏だと思いました。今聴いてもうまさはちっとも色あせることはありませんですねぇ。

さて、講座の参加者に来年度の講座の先行予約についてお話をしましたところ、何とほとんどの方に先行予約をしていただきました。これで教委のプレゼンで落ちてしまっては元も子もありませんから、頑張ってプレゼンをします。

このシリーズが基盤となって桑名周辺地区のバロック音楽を愛好する方がどんどん増えていってもらえばこれにかわる喜びはありません。