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今日もメシアンのレクチャーをしましたが、彼は音、または音楽を聴くと色が見えるそうです。
下の写真は本日演奏もした、かれの前奏曲集の第一曲目「鳩」に関しての彼の解説です。
「すみれ色の木目模様のついたオレンジ」と書いてあります。
彼の曲は細かくこのような解説があります。

彼は非常に大きい音を要求する事もあり、二台ピアノのための「アーメンの幻影」では、最後はf、フォルテが五つもあります。

二週間前はアンパンマンマーチを弾いていましたが、今は小難しい理論をピアノを弾きながら語っています。それなりにふれ幅があり楽しんでおります。
壮年のメシアンと晩年のメシアン。
含蓄があるお顔ですね。


レクチャーは彼が書いた自分の音楽についての理論書、「わが音楽語法」から「移調の限られた旋法」から「第二旋法」を中心にレクチャーいたしました。これだけ書いてもなかなか小難しいですよね。



前も書きましたが、非常に音が多い作曲家で、この写真のように譜面が真っ黒。この中に沢山の色彩が詰まっております。


倍音と音階の関係、ドビュッシーの前奏曲とメシアンの前奏曲との関係を沢山例を演奏でしめしながら話しました。
今回はメシアンの曲の中で、前奏曲より「鳩」「悲しい風景の中の恍惚の歌」をアナリーゼして演奏。最後に「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」より第10番「喜びの精霊の眼差し」を同じくアナリーゼして演奏いたしました。
それなりに毎日ヘビーですが、素晴らしい曲なので楽しく充実感があります。
明日もメシアンの色彩の世界を伝えたいと思います。




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