車検

【88,900km＋109,670km=198,570km】
作業日：2018年11月10～17日

やけに早く感じる車検時期。
「もう2年かぁ」とため息が出てしまいます。
税金はともかくとして、24ヶ月法令点検は、
車の状態や調子を見るのには打って付けの時期ですし、
重大な故障や事故を未然に防いでくれます。
しかし日本の税金は高いよなぁ・・・。

【整備内容】
多くの交換ポイントは、10月のオイル交換時に
事前調査してあった箇所でしたので持込交換でした。
詳細は下記の通りです。

・車検整備一式
・ブレーキホース交換
・サイドブレーキ部品一部交換
・ハイトーンホーン交換
・スライドドアキャッチャー部交換
・バッテリー交換

【ブレーキホース交換】


事前の調査で、ゴムの劣化が指摘されていた
ブレーキホース。一部日本に部品が無くて、
カッセル工場からVGJ豊橋経由で届きました。





【サイドブレーキ部品一部交換】


10月の段階でパーツが割れてブラブラと欠落していた
サイドブレーキのスプリングリテーナー。
プラスチック製品なので耐久性が無いんでしょうね。



こちらもVGJで入手。



サビサビのボルトやスプリングも同時に全交換。

【ハイトーンホーン交換】
6月ぐらいから高音が鳴らなくなったホーン。
ゴルフでも使われるラリーファンファーレ型は水に弱く、
早い物で２～３年で寿命を迎えますが、
こいつは19年間も耐えました。ありがとう！



部品に純正部品表記が無いので（かなりレアなケース）
ETKAを信じて注文。どうやら同時期のパサートと同じらしい。
問題は2万円を超える価格。今回のパーツの中で一番高額でした。
因みに新車当時はフランス製、今はインド製。

【スライドドアキャッチャー部交換】
再びギシギシ言い出したので、今回はキャッチャー（2か所）と
ダンパー（センター1か所）の交換に踏み切りました。



上下にあるキャッチャーがギコギコと音がする所です。
注油してもグリスを入れても時間が経つと音がする所を見ると
開閉でパーツの中が痩せてしまっているのかも知れません。



新品パーツを入手して解決。
国内在庫がありましたので、結構出るパーツかも知れません。



センターに付いているダンパーは、スライドドアが
閉まる際に衝撃を吸収するゴムの板。
ゴムが無残にも劣化して今にも崩壊しそうでした。
左側にある出っ張りカバー（プラスチック製）と共に
交換です。
この出っ張りの内側は、強固な爪があります。これは
事故の衝撃でスライドドアが開かないようにする安全装備です。



こちらは一部の部品を除き、VGJ在庫あり。
本当に豊橋在庫は助かります。

【バッテリー交換】
韓国製のバッテリーに交換。
韓国は、大手メーカー製品を製造しながら、OEM製品も
多く作っていますので、安かろう悪かろうは少ないです。
但し、激安商品には注意！（激安品は中華系に多いですが）

【感想】
何とか元の状態に戻りましたが、まだ数点直さなければならない
場所があり、12月には再度、安城入りになるでしょう。

今回のパーツ購入で、純正と並行部品の見積もりをして見ましたが
明らかに並行部品の値上がりを感じると共に、
（欧州の自動車メーカーが意図的にOEM製品やアフターマーケット品を
コントロールしている節がある）
正規部品が多少の値下げをしている事もあり、正規輸入品が
かなりリーズナブルに感じました。
今後、多くの欧米諸国のように、OEM製品でも製品のレベルが
大きく落ちる部品も出て来るようですので
皆さんも安物買いの銭失いにならないように気を付けて下さい。



上は、中津川のイベントの帰りに190Eを預けて、
カラヴェルを引き取った際に撮影。
暗くなった閉店後のユタカモータースさんでは、
整備待ちのドイツの名車達が並んで居ました。
メルセデスのオープンに911ターボ、BMWにワーゲン。
扉を閉めたら、彼らはいったいどんな話をするのだろう。
「うちの息子さんは、車使いが荒いんだよぉ～」
とか言われて居そうで・・・（汗）。

＜整備・撮影協力＞
ユタカモータース
愛知県安城市横山町大山田中９
0566-76-4888