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190E 誕生しなかったモデル達


190Eの兄弟として企画されたものの、
販売されなかった”幻のモデル”をご紹介します。

<190E コンパクトカー>
1973年の石油危機がきっかけで、本格的な開発が行われた190シリーズ。
究極のコンパクトカーとして、低燃費と高剛性ボディーの
2ドアハッチバックも企画されました。
これは、既存のエンジン部分はそのままに、ホイールベースを
大幅短縮させて、トランク部分をカットした、
まるでチョロQのような姿をしています。
しかし、市場の求めるメルセデス製コンパクトカーは、
既存のトランクの付いた乗用車を必要としており、
奇抜な(当時はそう思えた)ハッチバックは、
日の目を見る事はありませんでした。
しかし、このコンセプトのみは生き延びて、
1994年に、時計会社スウォッチと共同で
企画開発したマイクロカー「スマート・フォーツー」として
誕生することになります。



一説にはこれがオリジナルの190E と言う有識者がいる程、
完璧な小型車だった190E コンパクトカー。
スマートより12年、Aクラスより15年早く生まれた試作車でした。



フロントデザインは、初期の190E プロトタイプと同じ造形で、
ドライブトレインなども同じ物が使われているそうです。
ホイールは純正の14インチアルミホイールを採用しています。
リアデザインは、1978年登場のW123 / Eクラスの「T-モデル」
そっくりな造形ですね。
一説には、他社からスクープされても素性を明かさない為に、
あえてコミカルな姿で走行テストをしていたという話もあります。
現車は、今でもメルセデスベンツ博物館に所蔵されています。


















<190E 2.6 カブリオ>
190E デビュー直後から、ドイツの改造会社により
数多くのオープンカーが製造されるようになりました。



富裕層や中東向けのスペシャルカーの製造で有名な
シュルツやアルツと言ったメーカーが、4ドアボディーを2ドアに改造し
製造しているのを、メルセデスが指をくわえて見ているだけでは
ありませんでした。(上の画像は1984年式シュルツ190CEカブリオ)







2.6をベースに、2ドアにするだけでなく、ドア本体も延長され、
トランクもデザインに沿ってかさ上げされています。
しかし、主要販売国のアメリカ市場を考え、より大きい
Eクラスベースで製造される事になります。
(1992年にA124=320CEカブリオとして追加)
プロトタイプはシルバーカラー、ブルーブラック、
この薄青メタが製造され、現在でもメルセデスベンツ博物館で
展示されているのはこの車のみのようです。


<W201 電気自動車>
1990年に数台が製造され約10万キロをテスト走行した
190E ベースの電気自動車。現代のEQシリーズの先駆けです。
エンジンの代わりに電気モーターを装着しているので
マニュアルトランスミッションが装着されています。



メルセデスベンツ博物館が所有しているのは、
画像のシグナルレッドの個体だけのようです。















ご注意:上記は僕が今まで190Eについて日本やドイツ、メルセデスベンツ関係者などからリサーチをした事柄や見聞きしたことを記載しております。事実と大幅に異なる記載があった場合は、優しくご指導頂ければ幸いです。
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