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ヴァイラントとポルシェ

管理しているマンションの給湯器はドイツのヴァイラント(Vaillant)という会社の物。
日本では馴染み無いブランドですが、ヨーロッパでは幅広く使われており、
100年以上の歴史を持つ老舗としても有名です。
国内には35年程前から東京ガス系列で正規輸入販売されていたので
(日立ブランドなどのOEMもあった)
「ウチにもあったなぁ~」
と思い出す方がいらっしゃるかも。

この給湯器を見なくなったのは、日本の給湯器の技術が
飛躍的に発達した事もありますが、
ONの状態では種火がいつも付いているので、
ガスメーターのマイコンがガス漏れと勘違いして、
頻繁にガス供給を止めてしまう事例が多かったとも言われています。
事実、その対応に深夜に愛車を引きずり出し、
マンションまで急行した事が何度かあります。

「そろそろ寿命かな?」
と思う事がありますが、パーツを交換すれば完全復旧しますし、
セントラルヒーティングには最適だったりします。

クルマ的に書けば、
”ボッシュのKジェトロパーツが欠品していて、調整もマイスターじゃないと出来ない”
なんていう微妙な状態なんでしょうね。そこに味を感じるのですが、
賃貸業としては、そう流暢な事を言っている場合ではありません。

輸入停止になっているパーツも、以前父がマイスターと相談して
正規輸入元が撤退する直前に複数購入していたので、
故障が起きても修理に来たマイスターが
「〇〇倉庫の棚にありますよ」
と主要部品だけは出るようにしてあります。

こちらは温度センサーユニット。
往年のメルセデスのABSみたいな基盤で、今見るとちょっと頼りないのですが、
調子はすこぶる良好です。

慣れれば快適なこの給湯器。
館内の給湯器は15年程前に全部新品に交換してありますが、
そろそろ根本的なパーツ交換が必要になって来るお年頃。
新品パーツが出てこない今となっては、
完全な新しい方式を考えないといけません。
ちなみに国産の給湯器に交換する案もありましたが、
ポンプの容量が足りなくてボツに・・・。
ヨーロッパでは、ヴァイラント社がホンダ技研と共同で家庭用燃料電池の
実験販売をやっているようですが、日本への導入は未定だとか。

慣れれば大変使い易く、古くなってもパーツを交換すると
ウソのように調子良くなるこの機械に
愛情すら感じる今日この頃です。


さて、ヴァイラント社。
子供の頃から、その名前と「ウサギのエンブレム」は覚えていましたが、
共通する何かが見つけられずにいました。
でも何処かで見た事ある・・・そしてミニカーの棚に・・・

そう、1970年代にはポルシェのレースに出場していました。

画像のモデルは、1977年のニュルブルクリンク24時間レースに出場していた
「クレーマーポルシェ 935 K2」
エメラルドグリーンの車体に紫、オレンジのライン、そしてウサギのマーク。
懐かしく思う方もいらっしゃるかと思います。

特徴的なリアのターボ部分まで再現されたものモデルは、
スパーク社製の国際貿易仕様のパッケージモデル。
業界的にはKBスパークと呼ばれる日本専用品になります。


給湯器とポルシェ・・・意外な関係ですね。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ブラボーヴァイラント (長生きウサギ)
2016-02-21 09:11:11
我が家のヴァイラントは新築して以来45年経過の木造建築です。そこにつけられていたのが3か所給湯できるヴァイラントでした。いライ数年に一度火口あたりの部品交換で2万円未満の費用で済み、一番核心部品のラジェターはまだそのまま使っています。ダメになったらラジェターだけ交換すれば新品同様に使えるとのことヴァイラントのモノづくり思想に感心させられています。いくら日本の技術が発達してもここまで徹底した思想で作られて売る製品は見当たりません。まだまだ日本の技術は二流だと強く感じているこの頃です。取扱店がなくなったんは実に惜しいと思っています。復活願いたい!
 
 
 
長生きウサギさまへ (H.Nakazawa)
2016-02-24 13:30:39
コメントをありがとうございます。
本当に当時の西ドイツの機械は素晴らしいと思います。
しかしラジエターの詰りもあるのでしょうか、老朽化が激しくなり昨日も1台、残念ながら退役することになりました。現在は5台が稼働中です。
当方がメインで使用しているのは外国人向け賃貸物件なので、以前は外国製品の方が使い勝手が良かったのですが、最近は日本の物の方が使い勝手が良いと感じる若い外国人も増えており変化が求められているのも事実です。
但し、修理コストを考えると10年単位で全交換を余儀なくされる日本製より、ヴァイラントの方が遥かに安いと感じさせます。これは車も同じですね。
修理をしてくれるマイスターがいる限り、今後も長生きして頂きたいマシンです。
 
 
 
Unknown (古家の親父)
2019-03-21 16:14:05
初めまして。突然のコメント失礼します。
お話のバイラントですが、
関西で取り扱っている業者をご存知ないでしょうか?
神奈川で、取り扱っている業者さんに聞きましたが
ご存知ありませんでした。
実は業者さんに見てもらいましたが
カバーを外しても見たこともない状態てした。
勝ってなお願いですがよろしくお願いいたします。
 
 
 
古家の親父さまへ (H.Nakazawa)
2019-03-22 23:50:20
コメントありがとうございます。
私の経営するマンションも、ほとんどが日本製に交代しており、最後のヴァイラントも今年中に退役予定です。この頃のドイツ製品は、本当にタフで良く出来ていますね。昔から横浜近辺では、数多くのヴァイラント製品がつかわれていましたが(当時、東京ガスが売り込んだから)今は風前の灯火です。ここ10年は、ダイアフラムを含め、ヨーロッパでも新品パーツの入手が難しくなって来ました。
関東でヴァイラントを確実に整備できる「神の手」は、横浜に1名おります。ただ、出張されるかどうかは聞いてみないと分かりません。(多分、出張費用は実費請求されるかな?)
宜しければ、私の仕事のアドレス info@nakazawa-office.com までご連絡頂ければ幸いです。当方はボランティアですので紹介料などは頂きませんが、多忙な方なので、お断りされてしまったらごめんなさい。
 
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