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e-ゴルフ(日本仕様)


【総括】
Car:  e-ゴルフ
Year: 2018年モデル
Good : 日本で本格販売された初のフォルクスワーゲン製電気自動車。
     静かなるロケット加速は未来の走り。
     GTI並みに安定したシャシー性能。
    テスラより低価格で、リーフよりブランド志向の方へ。

Bad : 価格の割に特別感の無い内外装。
    (現時点で)現実航続距離の短さは壊滅的。
     
Total: ★★★★★★☆☆☆☆6点(10点満点)

試乗日:2018年4月上旬

【詳細】
我が家に3日間だけ電気自動車がやって来ました。
e-UP!は販売がキャンセルになってしまったので、
残念に思っていましたが、今回は全国の正規ルートで
販売されるようになりましたので、
購入を視野に入れての試乗です。



内容については数年前に日本で試乗会が行われた
ゴルフ6の電気自動車が、そのまま新しいMQBシャシーに
載せられて作られた感覚。しかしその性能は高められ、
コストダウンをしながら一般販売製品に漕ぎ着けたようです





GTIは赤いラインが特徴ですが、こちらは青いラインがポイント
になっています。



フロントは200V充電用。
差込ソケットは、チェコ製の純正品。
これだけ注文すると10万円はします。



通常のガソリンコックは、急速充電専用。
日本のチャデモ式になっています。





16インチ「アスタナ」アルミホイールは、
eシリーズ共通デザインで、これはゴルフ専用。
タイアは、ブリジストン トランザT001。特殊なモノでは無い様子。





車体の下は、パネルに覆われています。



オレンジ色の配線は、急速充電から来たもの。





ステアリングとシフトのステッチは青色。
ハイブリッドのGTEなどと同じ仕様ですね。



シフトレバー前方には「e-GOLF」のロゴが。
ここが室内唯一のエンブレム。





12.3インチのフルデジタルメータークラスター。
通常のゴルフでも選べる装備です。
他車から乗り換えると、ここが未来チックに見えます。
しかしあと1年もすれば、多くの車が標準装備する事でしょう。



鍵を回す作業はもうありませんが、緊急時の為に付いています。



リアシートはガソリンゴルフとほぼ同じサイズ。
プレミアムエディションだと本革シートなどが採用されています。



トランクは必要な容量が確保されています。
仕事で荷物を積みましたが、通常のゴルフと変わらず。





蓋を開けると、センターに200V充電ケーブルが入った巾着袋、
その左側に、パンク修理キット、
VW工場装着らしい純正ナビ(三菱電機・日本製)本体。



その下は、フロアー。
下から見ても補強の仕方が違うようです。

【試乗】


音も無く走り出すのはリーフなどで経験していますが、
ゴルフのしっかりしたボディーで走ると、各ピラーが
ボディーを支えてくれるので、相当なカーブでも
安心してドライブ出来ます。



リーフは良くも悪くも昔のフランス車のようで、
ボディー上部がユルユルな感じがあります。
リーフは、明らかに日産製フランス車なんでしょう。



周りの人はゴルフと認識しているものの、
電気自動車という感覚は全く無いので、
そこが痛い所です。
人によっては同じ500万円出すならGTEや
GTIを選んでしまうでしょう。





みなとみらいから中華街、元町を通って山手に行きます。
観光ではなく、横浜は山坂が多いので、車両テストには
うってつけなんです。
事実、初代ゴルフのブレーキパッドテストは、山手や
根岸で行われていたそうです。



下り坂では「B」モードシフトを多用すれば回生ブレーキが
最大限の仕事をしてくれます。



テスト時は気温が13~20℃でしたので、エアコンは使いませんでしたが
これがエアコンを使うと、電費も変わって来るでしょう。

【充電】


充電器の前に車を停車。
物凄く重いケーブルを引っ張り出す。



ゴルフの元フューエルリッドに接続。



1年位前から、充電認証カードが出来て、
無料充電が無くなりましたので、スマホでアクセスして
カード決済で臨時会員になり、充電器を使う事が出来ました。
この話、ディーラーの方から伺ってなかったら充電器の前で
右往左往していた事でしょう。



充電中は赤に光る。







満タンにならなくても30分で充電は切れます。



これで航続距離は200kmから305kmへ。

【2日目】




仕事で都内へ。帰りに首都高を回ってみた。
シフトノブを左右に振ると、シフトダウン風に
回生ブレーキが効きます。これを上手く使えば、
コーナー侵入が楽しくなり、充電も行えるのです。
何だか新しいゲーム機で遊んでいるみたい。



電池フレームのお陰で、まるでスポーツカーに乗っているような
ハンドリングを示します。GTIを加速だけでなくコーナーで抜いて
しまうような実力(実際に抜いてしまった)。驚きの連続です。
加速と安定感だけならGTIよりコイツの方が楽しい。
そして静か!





昨日覚えたばかりの充電を試します。
そう、返却時にガソリン満タンにするでしょ。あの感じ。
残念ながら急速充電では満タンにならず。
やる事なす事、全てが新しい。でも数年すれば普通なんだろうな。



全然目立たないのが特徴のe-ゴルフ。
しかし、充電してたらパトカーが近づいて来て
ジロジロと警らされていまった。
場違いな所に止まっているゴルフと思われたのでしょうね。



翌日には返却。
諸事情あり、3日間で156kmしか走れませんでしたが、
電費はガソリン車に換算すると13.0km/L。
(※フル加速などのテストコース走行あり)
燃料代もあまりガソリン車と変わりません。

現実的にはエアコン多用や、高速走行だと
公表航続距離301kmは、かなり怪しいようです。
これがあまり街で見かけない本当の理由かと思われます。

現に「東京から箱根までの往復は難しかった」
という話を聞きましたので、電池の発展を待つしかありあせん。
これが愛知辺りまで、快適に無給電で行ける時代になったら
もう一度、購入を真剣に考えるでしょう。
しかし企業が、コマーシャル的に使うのであれば、
500万円でも十分お釣りが来ると思います。



VWAGは将来デビューするフォルクスワーゲンの電動自動車
IDシリーズを出すまでの繋ぎと考えているのでしょう。
(ゴルフ8でのe-ゴルフは無いらしい)
こうなるとMQBから発展した新型MEBシャシー車両のデビューが
待ち遠しいですね。

今回改めて、リーフの価値を見出した気もします。
ただ、ゴルフの強固なボディー性能を知ってしまうとリーフは買えない。
しかしゴルフはちょっと高すぎる。
もどかしい気持ちの中で、今後の発展が楽しみな電気自動車です。

何だか凄く大きな夢を見せて貰った気がします。
貸して下さった関係者の皆さんに心から感謝。

【車両】
2018年式 e-ゴルフ
0Q:ピュアホワイト(ボディー)
TW:ブラック(インテリア)
EAZA:100KW,136PS Eモーター
RTG:1A(1段ギア)
X8A:日本仕様
B0L:日本向け
B29:日本型式認証
製造日:2017年8月23日(2018年式)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
電気 (花貴)
2018-10-01 09:49:04
ヨーロッパ(ドイツ・フランス・イギリス)や中華でも最近は電気志向ですね。やはり300km程度は不安なく走れないと無理ですよね。リーフは、補助金がかなりつくようですが、ゴルフはどうなんだろうか。まあ、小型・高効率なガソリンエンジンでいいかなあ。
 
 
 
花貴さまへ (H.Nakazawa)
2018-10-10 03:12:36
コメントありがとうございます。遅レスですみません。
あと数年は内燃機関の時代だとおもわれますが、電気のインフラが進めば、白熱灯がLEDになったように、電気志向になると思います。水素車はインフラが最悪で、コストもガソリン車と変わらず、こちらも今後の動向が楽しみです。
 
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