～１９０Ｅで出張の巻～

1泊2日の出張から戻って参りました。

土曜日朝の天気は大荒れで、もちろんカブリオはお休み中。
次期愛機納車の目処が付いたものの（ヤッター！）それは確実に月曜日以降。
しかしこの出張、重要な用件もありましたので、
我が家を20年見つめている父の愛車「190Ｅ」を急遽借りました。
15万8000km走行したこの車、ベンツの一般的なＡＴのオーバーホールの時期を
2回も逃しているものの、各種メディスンで最適な状態にしてあります。
でも、いつかは大掛かりなＡＴオーバーホールが必要になってくるのでしょうね。

さて、重要な案件があったので、心も体も落ち着かなかった僕を、和ませてくれたのは
テクニクス製のヤナセ純正カセットデッキから流れるシカゴやTOTOの歌声、
（ちょっとぉ！テープは完全に伸びてるよぉ・・・笑）
そして、何も考えないで走ってくれるベンツならではのボディー剛性の良さ、
サスペンションのセッティング、万力のようなブレーキ、そして素晴しいシートです。

今考えればコロナクラスの５ナンバーベンツは当時随分馬鹿にされたけど、
この頃のベンツ製品（W124,W126,W201）を遥かに上回るベンツ製品を、
残念ながら僕は見たことがありません。しいて言えば、一世代前の
パサート４型は、今でも通用する、手を抜いていない素晴しい車です。

確かに、スイッチ類など一部扱い難い物もありますが、Ａ地点からＢ地点までを
余計な心配もせずに乗れるこの車は、本当に素晴しいと思います。
もちろん現代のメルセデスは最高に素晴しいのも確か。心配なコンピューターの
トラブルも随分減ったようです。しかし２０年後、これと同じ味が出るかと
言えば、非常に難しい所でしょう。
コストダウンして評判を落としてしまったメルセデスベンツ。
もう一度、手の込んだ最高の自動車を作ることは難しい時代なのかも知れません。

そんな事を考えながら、雨の中央道をハイペースで走る僕。
お陰様で、無事重要事項も済ませられ、オドメーターには約900kmを加算し、
帰宅しました。

画像は、とてもカッコイイオフロードバイクを乗せたミニトレーラーが居たので記念撮影。
中央自動車道には、アメリカンな生活をしている方の車が、多く往来していますね。