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プロジェクト ”6”(ゼックス)


年始に都内で働く友人から愛車の相談を受けた。
乗っていたのは年季の入ったドイツ製ミニバン。
一度は愛知県安城市のユタカモータースさんで診断を受けるものの、
複数オーナーだったその車はトラブルが多く見つかり、
手放すことを検討。その直後、接触事故に合い、
車両価格より修理代の方が上回ることが分かり、
絶望の中、車探しに奮闘されることになりました。

【購入のお手伝いから納車まで】
お世話になっている業者さんが色々探すものの、
価格に似合ったサイズの車が見つかりませんでした。
荷物を載せるから軽自動車はダメ、でも価格は安い方がイイ。
そんな虫の良い話があるのか?!

何となく問い合わせたユタカモータースさんの所に
下取りのワゴン車が入ることが判明。



10年/61,500kmの初代マツダ・アテンザ
スポーツワゴンGYEW型。
エンジンは珍しい2リッターモデル。



女性ワンオーナーだったそうだ。
どうやらルノーの新車と入れ替わったらしい。



保証無しですが、完全整備済+アーシングを
していただき納車となりました。
「中澤さん、とにかく乗って下さいよ。あの車は違う」
とはユタカモータースの野村社長。
事実、この車のGGプラットフォーム(ワゴンはGY)は
フォートのCD3プラットフォームと同じであり、
2代目フォード・モンデオやジャガーXタイプと姉妹関係にあります。
ボディー剛性やハンドリングは、当時の国産同型と比較するのは
失礼に当たるくらいヨーロッパ的で、
しかし日本車のしなやかさも持ち合わせています。
僕はフォードやジャガーよりアウディ風をを目指していた
気配を感じました。実際にドイツでのマツダの人気は高く
ドイツ人自動車関係者が推薦する程です。



必要な装備は完備しており、
十分以上の状態でした。



ナンバーは、短期間で 岡崎 → 三河 → 東京エリアに。



エンジンコーティング、ミッションコーティング
フュエルラインコーティングを行い、
それからは毎日、友人を乗せて通勤に営業に都内を
走り続けていました。

基本的に日本仕様のマツダのエンジンは6万キロが寿命と言われ
プロは避ける車だと言います。(注:輸出仕様は違います)
ダメ元でエンジンコーティングをして、調子は絶好調。
2リッターでも2.3リッター並みのトルクを感じられるように
なりました。



さて、中身が終われば外装。
オートサービスヤマダさんの所で、お任せボディーケアを
していただきました。



完全に花粉と汚れがライトレンズに焼き付いている状態。
ライトも純正HIDを交換することを考えて居ましたが、
山田御大は「球交換は必要ないですよ」
とのこと。早く見たい。



長年の屋外駐車で焼けただれた塗装。
ピントが合わないのではなく、表面がザラザラです。



干からびて光沢を完全に失ったサイドミラー部。



遠目から見るとしっかりと黒を主張していますが・・・



この車は、黒メタではなく
紺メタ(ストラトブルーマイカ)なんです。
さあ、ここから何処まで戻るのか?

【モディファイ】


北米からパーツ何でも輸入のセイファーズさんが
引っ張ってくれたアテンザの欧州、北米仕様エンブレム。
かの地では、昔から「6」や「626」で知られています。
MAZDAエンブレムは国内外共通で、
日本仕様はアテンザエンブレムが付いています。
これを剥がして、{6」エンブレムを装着です。



インストラクションマニュアルが無いので、



ネットで本国画像を睨めっこ。



「こんな感じかなぁ」
ほんの少しの差で全体のイメージが台無しになるので、
純正エンブレム貼りは緊張です。

【完成】


ガサガサだったボディーは、徹底的な下地と
ガラスコーティングで復活。
ヘッドライトも磨いた後は、光量も満足いくレベルに戻り、
HID電球の交換は中止になりました。



何だか違う車みたいです。



艶消しだったサイドミラーも復活。



Aピラーを接写。この車の本来の色が分かります。



ワイパーブレードは艶消しで再塗装。
山田御大からのサービス!



ウインカーのくすみは無くなり、
雨跡も無くなりました。



新車時から装着されている純正ホイールキャップも、
最初は交換を考えて居ましたが、
丁寧な洗浄とガラスコーティング(ボディーとは別の溶剤)で
明るさを取り戻しました。



撫でたくなるようなフェンダーライン。
マツダの躍動感あるデザインは
この頃から本格化したことが分かります。



傷が多かったドア周りも完全復活。



見落としがちなサイドシルスポイラー。
ここは、ローフォルムを際立たせるポイントです。



Bピラーとドアバイザーは磨きで復活。



完全に焼けていたルーフ部分も艶、深み共に復活。



厳密に見ると、焼けの跡や柚子肌が見えますが、
知らない方に「ガレージ保管です」と言っても
信用されるレベルまで戻りました。



ドアの内側まで清掃、そしてコーティング。
画像はリアハッチ右側を撮影。



躍動感あふれるボディーデザインが強調される磨きです。



ボディーに景色が映り過ぎて、逆に目立たないかな。



内装は、山田御大の奥様担当。
特別な薬は使っていないのに、
どうしてこんなに綺麗になるんだろう?
(この道ウン十年のヒミツらしい)



こうして完全復活した10年物のアテンザスポーツワゴン。
その後も毎日の通勤で環七を中心に都内を走っていました。
ドイツのカルネナンバーもあり目立っていたようです。



全然洗車をしていなくても、洗車機にかければ
この輝きが戻って来ます。
いくら光沢が出やすいガラスコートとはいえ、
下地に数日掛けると、輝きが違います。
僕としては、ここまで復活するとは思いませんでした。



10月下旬、東京での全ての仕事を終え、
帰京する友人の荷物を積んで西へ向かうアテンザに
海老名サービスエリアで再会しました。

大量の積載物で車高短になっている事を除けば、
車は喜んでいるようで、シャキッとしています。
新しい人生を歩む友人とマツダ6(ゼックス)。
これからも素敵な道を歩んで欲しいな。

Gute Reise!(良い旅を!)

<取材協力>
ユタカモータース
有限会社 オートサービスヤマダ
セイファーズs.p.a
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
日本車 (花貴)
2018-11-02 09:43:41
マツダは、愛車にはしたことがないんですね。ドイツで、トヨタ、日産、ホンダに乗ったことがあります。アウトバーンでも、真っすぐ走るので驚きましたね。
 
 
 
花貴さまへ (H.Nakazawa)
2018-11-04 14:57:26
コメントありがとうございます。
輸出仕様と国内仕様は、差が大きすぎて驚きます。逆にワーゲンも仕様により簡素化されているので並行車を見ると面白いですね。
 
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