朝起きて毎日決まってしていた事。
まず真っ先にラナイから空を見てた。
今日の天気を占うように。
こんな時テレビが見れないってホント不便だわ。
相変わらずの青空が見えなくて軽くため息。
さて遊びまくれるのも今日が最後。
のんびり過ごしたいような、それも勿体ないようななんだか複雑な一日の始まりです。
今朝は朝食はナシ。
別にケチッたわけじゃないですよ。
時間的にカツカツだったから、ま、いいかと。
そのかわり今日のアクティビティに行った先で朝食としてドーナッツと飲み物が提供されるという事で。
ならいいか、と言うのがみんなの一致した意見
さあ、気合入れて行くわよ~~~!
今日は潜るんだから~!
といってもスキューバとかシュノーケルっていう本格的なものじゃないの。
60才を過ぎている連れはカナヅチだし
今日はシーウォーカーに挑戦です。
子供向けのコースもある位だから、きっとライトな感じで楽しめそうだとこれに。
例によってホテルまで迎えに来てもらって、バンでホノルルの裏側にあたるカネオ湾まで。
でもやっぱり外は寒そうだ。
道中では運転手さんから水中での耳抜きの仕方やハンドシグナルを教わりました。
そしてやっぱり片手運転。
一人二役だからね、やむなしか・・・・・
着いて乗船するまでの間、運転手さんとお話しながら待ったんです。
どこから来たんですか?という世間話から始まったんですが、詳しく聞いてくるのでどうしてかなと思ったら、同郷の方で。
同じ市内の方でした
中学なんて、お隣同士だし。
そりゃ言葉がペラペラなわけだわ。
本当にたくさんの日本人がこっちに来て働いているんだなと実感します。
乗船した船は結構広くて年季が入ってそうな船でした。
潮風に叩かれて痛みも早いのでしょうが、動くうちは現役でって感じ?
窓枠はあっても、ハワイでは風を通す事は前提にしてても、風を防ぐ事は想定外らしくて。
半分しかガラス戸がはまってないんです。
そこからもうビュービュー冷たい強風風が吹き込んできて。
どうにも防ぎようがないんですよね
雨も振り込んでくるしで参りました。
他の乗船客の人達も服の上から更にホテルで調達してきたらしい分厚いバスタオルを肩からかぶってしのいでる状態でした(柄でどこのホテルかわかっちゃうのよね)
日本にいる時は想像もしてなかった風景でした。
これで海に潜れってか?
まるで何かの罰ゲームみたいだわ・・・・・・
私たちが乗っているのは母船みたいな役割なので、そこから更に数人乗りのモーターボートに乗り継いでシーウォーカーの装備をスタンバイしている船まで行かなければなりません。
乗り継ぐのはかなり注意が必要です。
濡れているので簡単に滑ってしまいますからね。
これに挑戦するのは私たちを含め3組。
風を切って進んで行くのに、そんなに寒さは感なくて。
意外な事に海に近い所は温かかったです。
幾分体のこわばりも緩んでくれました。
専用船に乗り込みハンドシグナルを再確認し合って、ウエットスーツと靴を身につけます。
準備ができたら2人一組でハシゴを降りながら海の中へ入っていきます。
もっと氷水のように冷たく感じるかと思ったんですが、全然平気な程度で。
こりなら楽しめそうだなと、やっと安心できました。
肩まで海に入るのを見計らって、スタッフがまるで金魚鉢のようなヘルメットをカパッと被せてくれます。
最初からだと、30キロ以上もあるものなので危険なんです。
そのかわり海の中だと浮力を抑えてくれて、しかも肩に載せてても重さを感じないちょうどいい重さのようです。
慣れているのでちょうどいいタイミングで被せてくれました。
何段か降りたところで少し耳が痛くなり教えられた方法で耳抜き(要するに鼻をつまんでン~~~!って圧をかけるだけなんですが)
海底まで着くと、金属の棒を持って移動します。
多少ですが潮流があるのでバラバラに動き回るのは危険です。
躓くとヘルメットの中に水が入ってしまう危険が常に隣り合わせですし。
いつもひと固まりになって行動する感じです。
この被り物は本当にシンプルな作りでただ被っているだけ。
特に留め具もなく平気で中に手を入れる事ができました。
でないと耳抜きもできないので困りますが。
水に入っている状態で髪を直す事だってできます。
頭の上の方に揺れる水面が見えて、降りてる事を再認識。
酸素を送るチューブもプカプカ浮いてます。
サンゴのそばで群れている熱帯魚に獲付けしたりカメラを持っている人は撮影したりしているうちにすぐに時間になってしまいます。
潜っている時間は15分程なので、けっこう短いです。
また棒につかまってハシゴまで戻り上へ。
なにも難しい事は無く、泳げない連れも潜ってしまえば全然平気だったようです。
そしてまた大型母船もどきへ。
速攻でボロい更衣室へ駈け込んで着替えたわ。
で、またバスタオルをグルグル巻きに逆戻りよ。
それでも足りないくらいで。
こんな事なら多少厚かましくてもハレクラニ特製の分厚いバスロープを持ってくるんだった・・・・・と。
幸い私たちは他には何も組み込んでなかったので一足先に呼ばれて小型ボートで陸へ。
シュノーケリングやバナナボートのコースの人は残って楽しんだようです。
でも正直帰りますと言われた瞬間、もの凄くほっとしたわ。
もう天の助けみたいな声だった。
足取り軽くバンに乗り込みホテルへまっしぐらよん。
もうどこもかしこも海水でべったりした感触で、シャワーでさっぱりしてから少し遅めのランチに出かけました。
エレベーターホールまできたら、照明器具が半分点いてないんですよ。
あれっ?っと思ってやってきたエレベーターに乗ろうとしたら・・・・・
開いた扉の中はホラーに真っ暗。
固まっちゃいました、私たち。
真っ暗なエレベーターなんて恐くて乗れない。
そんな度胸試しみたいな事して閉じ込められたりしたらヤバいでしょ?!
まさに悪夢のエレベーターになっちゃう。
1回見送って、次に来るのを待ってみたら、ちゃんとお客さんが乗ってた。
真っ暗なのに!!
度胸あるわ~と感心しつつ、降りない訳にも行かないのでご一緒させてもらいました。
やっぱ心強さが違います。
真っ暗闇の中、不思議な事に階数を示す明かりだけが点いていました。
一緒に乗り合わせた方はまるでディズニーランドのアトラクションみたいだな、と
フロントで両替を頼んだ時も、今電圧が不安定なので機械が使えませんとか言われるし。
どこかで、ハワイは慢性的な電力不足っていうのを読んだ記憶があったんですよね。
あ、これがそれなのかと、結構冷静に受け止めました。
名門ホテルもこういう現実には勝てませんね。
自家発電は持ってないのかしら?
現金がダメならカードがあるさと気を取り直してロイアルハワイアンへランチに。
サーフ・ラナイでハンバーガーランチをオーダーすると、パンの盛り合わせみたいなカゴが運ばれてきました。これもセット?
何気に豪華だわ
ここら辺のホテルでは1人につき1本のケチャップがなんと瓶で付いてきました。
こんなんじゃゴミが増えるよと考えてしまうんですが、ハワイのリサイクル事情はどうなってるんでしょうか?
超ミニサイズのタバスコは可愛くて、お持ち帰りしたいのをぐっと我慢でした。
どうせ封を切ってしまえばもう他の人には使えない。
別に私が頂いても良い気もしたんですけどね。
肝心のランチはボリュームたっぷりで味の方も良かったです。
開放的なリゾートの中での食事はマックやロッテリアでは味わえない満足感でしたわ
相変わらず鳥に襲撃されましたが
最後の頃になると、可愛いっていうよりうんざり。
チップを取るならその辺の対策ももうちょっと取り組んでもらわないとね。
平気でテーブルの上を歩きまわってるんだもの、不衛生ですよ。
日本なら営業許可が下りないんじゃないかしら?
なんにしても、ゆっくりできるのは今日が最後。
このホテルを見て回ったり、トロリーの最終便に乗ってダイアモンドヘッドを見ながらぐるっと1周して過ごしました。
いつ見てもごつい岩肌しかなくて、私はそばで見るのはお勧めしないんですけどね。
やっぱりここは離れたビーチから眺めるのが一番美しいです。
カタマランもとうとう乗るタイミングを逃しちゃったな・・・・・
夕暮れに海岸沿いに花火を見る予定のヒルトンへ歩いて行きました。
寒いからビーチでは長袖の人も。
これは30分15ドルだったかな?
ちょっとよく覚えてないわ。
前回の旅で宿泊したので勝手は分かっていたので、ズンズン中へ。
残念な事に以前朝食を食べたレストランが今はクローズされていました。
ここもどんどん手を入れて変化し続けています。
まだこれからこの敷地内に2棟建つとか聞きましたが、景観はどんどん悪くなるのにな・・・・・
高層ホテルの谷間じゃくつろげませんよ。
初花で夕飯を済ませました。
もう明日帰るからと残ったドル紙幣やコインをカキ集めて清算。
今日の最後の締めくくりは前回見損ねた花火
期待して来て見れば想像してたより短い!
あっというまに終わっちゃいました。
引き上げていく人の中に混じってまた砂浜を通ってUターン。
自分の宿泊してるホテルでやってるっていうのに時間が合わなくて、この日初めてそばで見ました。
そして買い忘れたお土産を買いに、またまたABCマートへ
なんか和むわ、ここ
隣にあるのにまだ一度もシェラトンシェラトンにお邪魔してないのが気になってまして。
帰りに初めて館内へ足を踏み入れました。
フロントのある道路、じゃなかった。
通路は凄い人、人、人。
あっちからも、こっちからも、どんどんやってきて、スクランブル交差点にいるんじゃないかと錯覚しそうな勢いでした。
超マンモスホテルだけあって皆が帰ってくる夜は、ホテルそのものが街ようににぎやか。
それに比べるとハレクラニは同じ時間帯でも、すっごくひっそりとして静かです。
喧騒が嫌いな人にはお勧めですが、私には静か過ぎて物足りないというのが正直な感想です。
どちらかと言えばシェラトンのような活気のあるホテルの方が好みです。
帰ったらみんな旅行カバンを開いて早速帰る準備よ。
パズルのように土産をしまい込み、何とかファスナーが閉まるようにまとめて今日やるべき事は全て終了。
後ろ髪ひかれる要素は一杯あるけどね。
取りあえず、今日まで3人共体調も崩さず楽しめた事が何より良かったと思います。
いつ誰が風邪ひいてもおかしくない気候でしたからね。
さあ明日は帰国です。
つづく・・・・・