gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

藤原鎌足公誕生地 大原神社2

2014-12-27 10:18:21 | 日記

わが里に 大雪降れり 大原の 古りにし里に 降らまくは後
天武天皇 万葉集 巻第2-103

わがこの里に雪が降ったぞ。
そなたが住む大原の古ぼけた里に降るのは、ずっとのちのことだろう。

我が岡の おかみに言ひて 降らしめし
雪のくだけし そこにふりけむ
藤原夫人 万葉集 巻第2-104

私が住むこの岡の水神に言いつけて降らせた雪の、そのかけらがそちらの里に散ったのでございましょう。

天武天皇と藤原夫人とのやり取りの様です。

ちなみに、藤原夫人とは、藤原鎌足の娘・五百重娘のこと。
天武天皇との間に新田部親王をもうけています。
天武天皇が崩御した後、異母兄の藤原不比等に嫁ぎ、藤原京家の祖となる藤原麻呂をもうけました。

藤原鎌足公誕生地 大原神社

2014-12-27 09:47:48 | 日記

藤原鎌足公誕生地

10時13分に飛鳥資料館を出て、10時25分に大原神社に到着。
ここへは何度か来ています。

藤原鎌足は推古天皇の二十二年(614)大和国高市郡の生まれとされ、その誕生の地とされている場所が、ここ明日香村小原(オオハラ)にある大原神社である。
ここには「大織冠誕生之旧跡」という石碑が建っている。
「大織冠」とは天智天皇が死の床にあった中臣鎌足に、「藤原」の姓とともに授けた大臣の位であり、正一位に相当するという。
なお、「大織冠」という位を授けられたのは中臣鎌足と百済王の扶余豊璋の二人のみである。
大原神社の奥を流れる「中の川」のほとりには「藤原鎌足産湯の井戸」も遺されている。