アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

腐敗爛熟の果ての言論統制

2019-06-22 06:33:14 | マインド・コントロール
◎アウゲイアスの牛舎

日本では、公金横領とか賄賂は諸外国ほど発生するわけではないが、言論の自由が保証されているわりには、政治的な大きな問題に対して、公然と異を唱えることは大きな反発を招きがちなものだ。

これには、いくつかの社会的心理的原因があり、社会全体が安逸遊惰になれてしまい、「楽に、苦労しないで」欲しいものが手に入ったり、食べることに困らない一方で簡単に時間をつぶせる仕組みがあること(古代ローマのパンと見せものに似る)。

あるいは、日本は古来惟神言挙げせぬ国であって、しっかりした議論の結果何かをしたり変えたりしがちな国ではないということ。もともと万機公論で決するような風土ではなかったこと。よって有力で強引なリーダーが出れば、彼に従いがちな気分が常にあって、異端者は徹底的に取り締まる。
その例はキリシタン禁令だったり、戦前の特高や治安維持法だったりする。また集団内部のコンベンショナルな縛りがきつく、それは今でも田舎で暮らせば感じることができるのではないか。

諸外国では、役人の権限が大きく、公金横領と収賄は役人周辺で起こるが、中国などは、役人でもない末端でも平気で起こるほどの中国4千年の伝統にはあきれ果て驚かされるものである。それを抑えるためには人権を相当に蹂躙する圧政が必要だというのは、一つの理屈である。かくして強権側は誰も取り締まれないが故に腐敗が進む。

古代ギリシアにアウゲイアスという王がいて3千頭とも言われる牛を飼っていたが、30年間一度も牛舎を掃除したことがなく、不潔、堕落の極みとしても名が知られていた。

そういう場では、歴史的に言論統制が起こりやすく、牛舎掃除ができるのは、異邦人だけとなりがちなのだろうと思う。

アウゲイアスの牛舎掃除は、結局ヘーラクレスがやった。
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