アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

渓山行旅図(范寛)

2010-10-04 04:51:54 | 現代冥想の到達点
◎迷いと悟り

北宋初期の范寛の山水画。

中央の圧倒的な存在感は、悟りであるニルヴァーナが峨々たる山稜として現れている。そして手前には、迷いのシンボルたる旅人がいるはずだが、それは道の右端に数頭の馬を引く隊商として現れている。

この構図では、神の圧倒的な威力に対して、ひれ伏しおろがむことしかできない、あまりにもちっぽけな人間の存在感の小ささが一目瞭然である

この絵を見る人は、神の視点に居て、山を山頂上空から眺め、そして人の視点から隊商を斜め上から見る。その二種の視点の混在は、巨大山塊の手前の雲霧により峻別される。

雲霧が晴れさえすれば、山と渓谷の道を同時にはっきりと見ることができるのだろうか。雲霧が晴れても山と渓谷の道を同時に見ることができないのであれば、そこに意識というものの深遠な秘密がありそうに思う。





悟りとは何か
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