アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

般若智灌頂

2017-08-23 05:40:49 | 密教
◎本人の修行の核心

灌頂といえば、なんだ儀礼かと思いがちであるが、後期インド密教の影響の強いチベット密教では、灌頂に行の核心が見られる。

チベット密教では、一般に四つの灌頂を立て、
1.瓶灌頂
(行者に目隠しさせて曼荼羅上に華を投げさせて、本尊を決める云々)
2.秘密灌頂
(行者がマスターに若い女性をプレゼントし、マスターは彼女とセックスし、金剛杵(男性器)の中に蓄えられていた菩提心(精液)を取り出し、弟子の口中に投入する。これによって弟子に菩提心を植え付けると観想する)
3.般若智灌頂
(行者がマスターから与えられた女性とセックスし、射精せぬままで、菩提心の上昇と下降により四歓喜を得る(四歓喜については快感の段階的高まりとみる説と、死における意識の解体の4段階とみる2説がある))
4.第四灌頂
(マスターが行者に特別なサジェスチョンを与える)

四つならんでいるが、行者自身による行は、般若智灌頂だけであり、悟りは、他人によって惹起できぬことが知られている以上は、1,2,4のマスターによる行者への働きかけをことさらに灌頂儀礼として残しているのは、後に思い当たる人物が出ることを想定しているからだろうか。

よって、チベット密教の本人の修行の核心は、般若智灌頂と考えられるように思う。

性器とか、精液という文字が使われているが文字通りにとることはできない。秘密集会タントラなどでは、文章中に糞尿のオンパレードであり、明らかに世俗世界のことではないことを強く印象付ける書きぶりだからである。20世紀のオカルティストが、金星だ、土星だ、異星人だと、そういう言葉で異次元のことを語るように。



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