アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

修験道フリー・ウェイ-6

2006-10-14 06:05:21 | 修験道
◎修験三十三通記-5
(極秘分第三、閼伽水之大事)

閼伽水(あかすい)とは、梵語であり、これは無垢のことである。水は本来清浄なもの。よって諸仏の本性は水であり、生きとし生けるもののボディは水からできている。だから新来の修行者は、本来清浄である水を汲んで、そのマインドにまとわりつくマーヤ(無明)の垢を洗う。

秘伝では、水には、五智のメリット(徳)があるという。ここで秘伝としてわざわざ五智の特徴を挙げているのは、「水」のイメージ・トレーニングのヒントとして挙がっているのだと思う。五智とは、

1.大円鏡智:澄みきって静寂であるから、そこにあらゆる事象を映し出す智。
2.平等性智:美しいものも醜いものも、正しいものも邪しまなのも、差別なく平等に映し出す智。
3.妙観察智:水の中に一切の現象、出来事を映し出し、明瞭に判別する智
4.成所作智:生き物だろうが、植物、鉱物だろうが、すべての有情無情を、慈しみ、育てている働きとしての智
5.法界体性智:水は、世界のありとあらゆる場所に遍満しているという智


「水は風によって波浪を起こす」とは、水は、大日如来(中心太陽、ニルヴァーナ)から流れ出す風によって、オーム(吽)というバイブレーション・声を出す。これは、五智自らの説法であるという。これを感じられるのは、大日如来の間近に迫った時だろう。

けれど、そこまで行かなくとも水の徳というものを全身全霊で直観するタイミングがあることを否定するものではありません。

極秘分第三として、わざわざ水徳のことを語る理由を考えると、修験では、自分を不動明王と見る観想が基本にあるために、かえって殊更に水のイメージを強調する必要があったのではないだろうか。これも、修験の一つの特徴的な部分といえるように思う。


    1日1善。1日1クリ。


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