アヴァンギャルド精神世界

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ゾシモスの賢者の水銀

2019-04-24 05:13:43 | 錬金術
◎すべての中のすべて

心理学者ユングは、ゾシモスと呼んだが、この本では、ゾシムス。以下は彼の「権威ある報告の一部」。ここで、彼は賢者の水銀とは聖水のことだと言っている。

『〈聖水(1’eaudivine)について。ここに,とりわけ入を魅する,聖なる偉大な神秘がある。それがすべてである。二つの自然と一つの源。

というのは,それらのうちの一つが他方を導き,支配するからである。これは液体の銀(水銀)であり,常に動いている両性のものである。

なにごとも経験しない聖水である。その性質は,理解しがたい。それは,金属でも,水でも,物体(金属性)でもない。人は,これを征服することはできない。

これは,すべての中のすべてともいいうる。これは,生命とその息吹きをもっている。この秘密を理解するものは,金と銀を所有することになる・・・・・・・力は隠されている。それは、色情根エロティル(Erotyle)の中にある。』
(錬金術の起源 古典化学シリーズ 1/ベルトゥロ/内田老鶴圃P167から引用)

二つの自然とは、男性女性、光と闇、火と水などあらゆる二元対立。双方を具備した両性具有が、聖水である賢者の水銀。

賢者の水銀は、常に変動しているが、すべての中のすべてであるので、これは「この一つながりのもの」なる一者を指し、有の側であり、第六身体アートマン。

なにごとも経験しないとは、見ている自分がないということ。

最後に、金と銀なる二元性を征服する力が色情根エロティルにあるとし、修行の基本は禁欲であることも示す。
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