アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

ソーマ・ヨーガと麻薬経済

2019-06-24 05:29:05 | ソーマ・ヨーガ(冥想法5)
◎麻薬を食べる国、麻薬で食う国

カルロス・カスタネダのドンファン・シリーズを待つまでもなく、ソーマ・ヨーガは古代インドの昔から窮極に入る手段として、厳然として存在していた。

既に悟った者が、悟りを維持するために酒や大麻入りドリンクを飲んだりするのは、スピリチュアル系の本を読んでいれば、時々出くわすものである。

どのボディにもヘルメスが、窮極への水先案内人として立たれており、そのヘルメスが死後の閻魔大王役でもあったりするのだが、まともなソーマ・ヨーギであれば、ソーマをパイロットに立てて、なにもかもないイーグルを目指す。

その道は薬物依存に陥りやすいものであるから、正統な指導者に就くのは必須である。

最近ベネズエラに2つの政府(反米左派と親米右派)が登場し、生活インフラが崩壊しているので隣国に難民が何十万人も押し寄せているというニュースを見聞きすることがある。

もともと隣国コロンビアには、麻薬組織としてメデジン・カルテルとカリ・カルテルが存在し、アメリカの支援を受けた麻薬組織の撲滅運動が成果を上げた結果、両カルテルは主たる活動の場をベネズエラに移した。

麻薬組織は、力をつけてくると国家そのものの司法、警察、経済を脅かすものであるから、またマネーローンダリングの金で兵器も手に入るものだから、外国勢力も容易にベネズエラの主導権を得るようなことになってしまう。

中南米諸国は、コロンビア、ベネズエラに限らず、多かれ少なかれ麻薬経済が相当の規模に達しているものであり、麻薬以外の経済規模が小さい場合は、麻薬が主たる産業となってしまうこともあるらしい。

1970年代、1980年代に最貧国と言われた国家群(北朝鮮、カンボジア、ラオスや中南米の小国家など)が、今見てみると麻薬経済が国のマネフローを支える規模に育っているようであるのは奇怪なことである。

こうなったのは、1990年代以降発展途上国にインフラ開発資金名目で大量に資金供給されたことと、世界最大の麻薬消費国アメリカの麻薬輸入額は年間20兆円規模とも言われるがそれが継続していることが挙げられる。麻薬はマネーローンダリングで決済されるが、経済規模は基幹産業並みになってしまったのだろう。

かくして古代インドに隆盛となり、各地のシャーマニズムなどで正統な命脈を保っていたソーマ・ヨーガは、ドンファン・マトゥスの一瞬の煌めきを見せながら、その非社会性の故に、世界の小国の経済を支え、日米欧の薬物依存症患者を日々増加させているだけに終わっているのは残念なことである。

世界には、日本のような食べ物と水が手に入りやすい国とペルー、ボリビアのようにそれが難しい国がある。食べ物と水が一定量生産されても、中国、カンボジアのように苛政は虎よりも猛であるが故に、暮らしにくい国もある。

食べられる国では麻薬が蔓延し、食べられない国では、麻薬が経済を支えているのは、21世紀の逆説である。
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