アヴァンギャルド精神世界

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エジプト死者の書「アニの霊の告白」-1

2018-05-18 04:58:53 | エクスタシス 夢の夢なる
◎自分が人間だったことがあるということすら本当には思えなくなったり

霊媒が死者を呼び出して死後を語ったり、生者がアストラル体で死後世界巡りをしてその体験を語ったりする例は、スウェデンボルグなどいくらでもあるのだが、ここでは、マンツーマン輪廻と思われる古い例をエジプト死者の書から一本だけ挙げる。

『私はもうどれくらい長い間、こっちの世界(霊の世界)に住んでいるのか自分でもわからない。

人間の世に住んでいたのはつい昨日のことのような気がすることもあるし、もう何万年も前のような気がすることもある。

人間でいた頃の記憶が鮮かに甦る時にはそれはつい昨日のように思われる。しかしいっぽう、その記憶ははるか彼方にかすんで自分の記憶とも感じられなくなることも多い。

そんな時には私は自分が人間だったことがあるということすら本当には思えなくなったりもする。

だが、私がかつては人間であったこと、そして人間として死んだこと、さらに今は霊として生きていることの三つは絶対に間違いのない事実である。

なぜなら私は今でも自分が人間だった頃の記憶を一種の記憶の術(霊としての一種の記憶術、『エジプトの死者の書』で“肉体にあった時の記憶を想起する法”と呼ばれているもの)によってはっきりと思い出すこともできる。

そしてそんな記憶を思い出している今の自分が霊だということもまたまぎれもない事実だからである。』
(世界最古の原典・エジプト死者の書/ウオリス・バッジ編纂/たま出版P9-10より引用)

霊界における元人間が、時間感覚を喪失する例はよく目にするところである。

このアニの霊は、既に三途の川を渡りきって、エジプト版閻魔大王の前に引き出されて生前の罪の軽重を計りおわって、元人間の霊として引き続きやっていられることになった“高級霊”である。誰もがこうなるわけではない。

世の中に宗派も教祖もあまたあれど、死者の書レベルになると宗派を超えてむしろ共通の要素が多い。

曰くお迎えがあること、三途の川を渡ること、閻魔大王の前で生前の行為の審判があること、その結果再誕しないケースや、再誕するケースでは天国から地獄までいろいろとバリエーションがある。

ここでは、そのアニの霊がシャーマンに憑依して語ったのだろう。

◎エクスタシス 夢の夢なる-29
◎現代文明あるいは現代人のウィークポイント-18
◎マンツーマン輪廻説-5

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