アヴァンギャルド精神世界

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五岳真形図の由来

2006-12-09 06:09:06 | 超能力・霊能力
◎面壁三年

神仙伝などによれば、五岳真形図の由来は、次のようなものである。

漢末の頃、帛和は、字は仲理、遼東の人であり、最初は、地肺山(西安南郊の終南山の異称)の董奉に師事した。

董奉は、呼吸法や、山あざみ服用の法などを親切に教えてくれたが、ある日「私は、神丹(服用すればたちどころに飛昇なので、クンダリーニ覚醒か)の法、金砂の法(錬金術)が会得できていないのでこれ以上教えることはできない。私も天下のあらゆる山という山に行ってみたが、貴方は若くて血気盛んであるから、諸国を広く捜し求めなさい」と勧められた。

早速帛和は、西城山(陝西省興安県西北)に赴き、王君に師事した。王君は、「この山の石室の中で、北側の壁をよく見ていなさい。そうすれば、やがて壁に文字が現れくるであろう。そうすれば道が得られる」と面壁でのメディテーションを命じた。

帛和は、面壁三年にしてやっと文字が現れた。それは、石壁に刻まれた合計一万字の経典で、「太清中経神丹方」、「三皇天文」、「大字五岳真形図」であり、これを暗誦した。意味のよくわからないところは、王君がその要旨を教えてくれた。

「太清中経神丹方」、「三皇天文」は、抱朴子に見えるが、伝わっていない。抱朴子では、「道書で重要なものは、三皇文、五嶽真形圖が一番である」とあって評価されていた。

帛和は河南省林県西方の林慮山に入って地仙となった。
また隠居して終南山に入り、黄金五千斤を作り(錬金術)、百姓を救ったとも伝えられる。

さて三年間壁を見続けて、壁に字が見えたというのは、ある特定のメディテーションを三年続けたところ、本物のイメージが到来するレベルにまで意識が深化し、その結果「太清中経神丹方」、「三皇天文」、「大字五岳真形図」のビジョンを得ることができたというようなものではないだろうか。


    1日1善。1日1クリ。

中国五岳の一、泰山の封禅で用いた祈祷文。素材は16枚の青白色閃玉(台北故宮博物院蔵)


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2 コメント

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Unknown (gb10)
2006-12-09 07:23:09
いつも興味深く読ませていただいております。
雪舟の研究家の談によると、五岳真形図の由来は
まだこの世に「文字」が無いような時代に、云々
と聞いたことがあるのですが、いかがか?

そのビジョンには「面壁でのメディテーション」と
近いものがあるとは思うのですが。


gb10殿へ (湖南)
2006-12-10 07:57:22
コメントありがとうございました。

この壁も文字は何も書かれてはいないが、じっと見つめれば、誰にでも五岳真形図は見えるわけではありません。同じ家に何十年住み続け、同じ壁を何十年見続けても、普通は何も見えることがないわけです。

「文字がないところ」とは、この世の仕組みの根源を指しているのだ思いますが、その人がその根源を「見た」かどうかがポイントになると思います。

まさか五岳真形図が文字じゃないので、「文字がない時代」と言っているわけではありますまい。

五岳真形図をきっかけに、何かが起こるかどうかが問題なのであって、五岳真形図そのものの意味は二義的なものと思います。

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