アヴァンギャルド精神世界

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聖女テレサの心臓

2005-11-07 05:09:01 | キリスト者の秘蹟
アヴィラの聖女テレサの遺体は、9カ月後に掘り起こされると、棺は腐っていたのに、身体は生き生きと漲って、芳香を発していた。身体がこの状態であるということは、呼吸はないが、気・プラーナの循環は行われているということなので(意識が残っている)、チベット密教から見れば、死んでいるというよりは、生きている方に分類されるように思うが、その遺骸はバラバラにされ、各所に聖遺物として保管されることになった。

特に心臓は、今もトルメスのアルバのカルメル教会に保管されているが、クリスタルのケースに収められている心臓は、燃えるように熱く、膨らんでクリスタルを割った。
ある外科医が分析してみると、心臓の前上方から奥に向かった長く深い傷跡があった。それは、それは、両方の心室に達したと見られ、傷口の両唇が特に焼けただれており、長く硬く、尖ったものによって傷つけられたものであると観察された。サラマンカ大学の別の医師たちもこの傷が、天使の槍でできたものと推定した。

この心臓が、死後三世紀を経ても、原形を保っていることも不思議なことである。
仏教では、仏舎利とよぶシャカの遺骨や、真言宗系のミイラなどが聖遺物に該当するが、遺体を荼毘に付さないで、分離、解剖してしまうことに対して、歴史的に西欧では抵抗がなかったことに驚く。死とは、肉体から脱魂することだということが、社会的に認知されているので、死後の肉体は、単なる物質と考えているのだろう。

西欧では、この2千年、イエスの観想を中心としたキリスト教が席巻したが、死の世界を究めようとするクンダリーニ・ヨーガ型の宗教(密教)は結局根付くことはなかった。わずかに錬金術や魔術などの伝統が細々と続いてきたにとどまった。
その結果が、生の明るい面ばかりを強調し、死や無意識を徹底的に隠していくアポロン型文明としての近代西欧文明が、物質偏重の現代文明として世界をリードしている。

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