アヴァンギャルド精神世界

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背中の気血上行

2008-04-20 06:48:05 | 道教
◎肉体の健康と煉丹修行

慧命経に、かつて打七一門という新興宗教があり、小食とするために閉息し、49昼夜不眠であることを信徒に勧めた結果、心身疲弊して病気になって死に至る者が続出したことが述べてある。

『更に背中をたたくことは背中の経絡を痛め、その結果内臓を損ねてしまう。背を打つ刑罰は、唐時代の帝が廃止して、今に至るまで行なわれていない。

唐時代の帝は背を打つ刑罰を受けた罪人の内、十人中9人が死亡したのを知った。そこで諸々の医書を読むと、内臓の経絡は背中の総経絡につながっており、そこを気血が運行することで健康が維持されているとしている。

もし背中を打てば、気血の流れが逆となり、上行するようになり、そうなるといかに盧医<扁鵲>といえども治癒することはできなくなる。それで帝は、背を打つ刑罰はやめて、臀部を杖で打つことに改めたのであった。』
(慧命経/柳華陽真人/たにぐち書店から引用)

ここは、誤った修行法を、さも権威や実績があるように世人に伝えることは、世人を惑わし、結果修行も成就しないことが主旨である部分である。

けれども、このように背中を気血が上行すると健康に害があることを述べているが、クンダリーニ上昇とは、クンダリーニが背中を上行するプロセスなのだから、クンダリーニ上昇とは、肉体の健康という観点からは問題があることを逆説的に述べているのだと感じる。


    1日1善。1日1クリ。



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