アヴァンギャルド精神世界

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改めて大本神諭を読む-5

2015-03-22 06:19:15 | 古神道の手振り
◎大本神諭の成り立ち

大本神諭の成り立ちは、意外に知られていないみたいなので、改めて書き置く。

大本創始者の一人出口ナヲが、明治25年頃から極貧生活の中、大神が神がかりになって、半紙に筆でもって、書き下ろした膨大な自動書記文書群が大本神諭である。

この自動書記は、かたかなみたいなのや棒や点、○などが入り交り、出口ナヲは文盲だったことや、これが自動書記だったことを勘案しても一般人が読めるものではない。これを神眼にて解読翻訳をかけたのが、出口王仁三郎である。

読めない半紙の束は普通なら単なる燃えるゴミに成り果てるが、この半紙の束を貴重な遺字(世の中に捨て置かれた貴重な文書)とみて世に出した出口王仁三郎の役割は大きかった。

出口ナヲは変成男子、出口王仁三郎は変成女子と自称したが、これは二人がそれぞれ同性愛者であったことを現代に先駆けて宣伝したのではない。アダム・カドモンのような両性具有者が、明治大正の時代にあっても、人間の窮極に求めるべき姿であることを示したのだ。大本ではこの両性具有は伊都能売である。

両性具有という概念がコーザル体レベルのことでもあり、きちんと理解できた人はほとんどいなかったにせよ、そういうことをわざわざ語るのには、人間の価値観、教団の価値観がメリデメや功利から離れて、男女の別も超え、あなたと私の違いも超え、天国と地獄の結婚であることを、このタイミングで示す必要があったのだと思う。

このように大本神諭は、そのままでは廃品回収業者行きだったのに、そのすべてではないが、かなりの部分を霊界物語と並ぶ基本経典の一つに昇華させたのは出口王仁三郎の力量なくしてできる業ではなかった。

大本神諭の内容の根幹は、最後の審判時のなりゆきと人間の有り方であって、人類の生存確率が極めて低いことを示す。ところがその表面だけを見ればオウム真理教の自爆的ハルマゲドン思想と似ている。

このところ地下鉄サリン事件20年であって、オウム真理教が自分でハルマゲドンを起こそうとしていたことがマスコミで盛んに報道されている。これに対して大本神諭は、そういう悲劇的未来を招来することのないように、警鐘として悲劇的予言である大本神諭を公開している。それは、キリスト教にこれまた悲劇的予言である黙示録があるからといってカトリックが大量破壊兵器を持ったり大量殺人事件を起こさないのと同じである。

ことほど左様に昨今の宗教は本物と偽物を見分けるのが、教義、言説だけでは極めて難しくなっている、これをイエスは、「終わりの世には予言者が多数現れる」などと称した。

大本神諭には結構な伏字がある。伏字の中身は知らないが、おそらくは天皇関係とユダヤ関係や特定の人物や地名国名の固有名詞が伏字になっているものと想像される。

それと大本の予言系では、他にいろは歌、伊都能売神諭があるが、これは出口ナヲでなく、出口王仁三郎自らが降ろした予言である。大本神諭が人間の改心=悟りを基調に描かれているのに対し、いろは歌、伊都能売神諭は日本の悲劇的運命をより具体的暗示的に描いている。特に美濃尾張はキーワードとして大きい。

※大本神諭冒頭
『東京で仕組を駿河美濃尾張大和玉芝国々に、神の柱を配り岡山』天理、金光、黒住、妙霊、先走り、とどめに艮(うしとら)の金神が現はれて、世の立替を致すぞよ。
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