アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

霧の壁

2006-02-03 06:23:33 | 冥想アヴァンギャルド
ケン・ウィルバーも霧の壁のことを書いている。日常性とあちらを隔てるものとして霧の壁のことが、オカルトものには時々出てくることがあるが、一見オカルティズムとは無縁に見えるケン・ウィルバーに、意外にも霧の壁が出てきて、嬉しく感じた。ソーマ・ヨーガの冒険記であるカルロス・カスタネダのドンファン・シリーズにも霧の壁のことがあった。

(ケン・ウィルバーは、トレヤと家にいた・・・)
『まだ霧のような壁を一人で伝っていくうちに、収納庫に手がぶつかり、そこで私は、やっと小さなペンライトを手に入れた。そのぼんやりとした光で、私は左側の廊下を通り、最初の部屋に出た。客室に使っている部屋だ。

部屋の壁に小さな明かりを向けるにつれ、私は驚きとともにとても奇妙な光景をまのあたりにした。そこにあるはずのベッドとテーブル、椅子の代わりに奇妙な石が並べられていた。鍾乳石、石筍、巨大な輝く水晶の結晶体、あらゆる種類の幾何学的形態の鉱石、いくつかは宙に浮いていて、すべてがあやしげな美しさをそなえている。

とても魅惑的だ。小さな清水の泉が左手にあり、部屋の中で聞こえる唯一の音は、巨大な鍾乳石から泉に水が滴り落ちる「ポツ、ポツ、ポツ」というたえまない音だけだ。私はこの光景にくぎづけになり、しばし立ちすくんだ。頭を混乱させる美に催眠術をかけられたようだった。

もっと近寄って見るにつれ、私は理解し、驚愕した。この風景は、実際数マイル以上おそらくは、数百マイルにもわたって、四方に広がっていたのだ。かなたには山並みが見てとれたし、別の方向にある山には雪をいただいた山頂が日差しの照り返しを受けてきらきらと輝いていた。近づけば近づくほど、その展望は広がりを見せた。

私は思った。これは私の家じゃない。』
(グレース&グリット/ケン・ウィルバー/春秋社から引用)

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2 コメント

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Unknown (パーパスアイ)
2006-02-03 16:00:37
はじめまして。セラピストのパーパスアイです。よませていただいてます・・!先ほど、トラバさせて頂いたのですが、操作ミスっちゃって2度も入れてしまいました。一言、ごめんなさいを言いたくて・・・。
パーパスアイ殿へ (湖南)
2006-02-04 09:54:32
コメント&TBありがとうございました。



一個消しておきました。

顔出しブログを訪問するのは珍しいので、ちょっと驚きました。よろしく。

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