アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

黒化、白化、赤化

2017-05-25 03:46:44 | 錬金術
◎冥想とその結果の不確実性

黒化、白化、赤化は、心理学者C.G.ユングが錬金術研究の結果、心理の統合過程として分類しえたプロセスとされる。

心理の統合と言うと何のことかわかりにくいが、実は、その深層では、心理どころか現実そのものとなる。

黒色、黒化、ニグレドは、プリママテリア第一質量そのものであって、要するに本来の自己を悟っていない状態のことである。

この最初の黒化では、世俗的欲望実現の経験を蓄積拡大することによって自我が膨張し、とある絶望に至る。それによって、プチ自我の死が起こる。ニグレドという言葉は死を示す。

次の段階は白化。白化には三種あって、洗滌(沐浴)や洗礼によって、直接白化するケースと、死に際し体外離脱した魂が、体に生還し、肉体が蘇生するケースと、多くの色を経て白に至るケースとある。

これは銀あるいは月の状態であり、最終目的ではない。最終目的はもちろん黄金あるいは太陽である。

最終目的は、「永遠なる水」とも「われらが火」とも賢者の石とも表現されるが、その方法は、対立物の結合とシンボリックに言われるが、手番の順序の記述も錬金術書によっててんでんばらばらであり、具体的に何を指すかは判然としない。

これは、ある一つの冥想を行ったからと言ってその結果が一つではなく、その結果は何が出てくるかどうかはわからないという冥想特有の性質が絡んでいるように思う。

最後は神人合一、大悟覚醒なのだが、ある冥想を行えば、確実に悟りに至れるというような単線な進行は取らないということ。

換言すれば、冥想とその結果はリンクするものではないということ。これが冥想とその結果の不確実性である。
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