アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

サワーン

2007-12-11 06:06:05 | 時代のおわり
◎死者との親近感

サワーンは、ケルトのお盆である。

10月31日が大晦日にあたる。10月31日の夕方から、古い火が消され、ドルイド僧の聖なる火から付けなおすという儀式が行なわれ、新年を迎えることになる。

日本でも大晦日は竈の神を祀る伝統があった。大晦日は、ケルトでも日本でも火の神を崇拝する日だったのだ。

年が改まる時に、死者の魂が生者の国にもどり、かつての家に暖まりに帰る。同時に悪霊も解き放たれるので、それを慰める祭りが必要だった。これは日本の迎え盆、送り盆と同じ。サワーンは、後にハロウィンの祭りに変貌した。

サワーンは、死の世界を年に一度しのぶ儀礼ということになるが、昔のように日常的に圧倒的に自然の力を感じている日常生活のなかでは、年に一度死者のことを思わなくとも、日常的に死の感じ、不気味さ、圧迫感、不安感というものを感じさせられることか多かったのではないか。

そうした中で、死者の祭りにより、逆に死への親近感を与える必要があると考えたドルイド僧がサワーンを企画したのではないだろうか。その方向性は、死の世界をクリアーにすることで生の世界をも超克するというもので、クンダリーニ・ヨーガであるが、イエス登場以前のケルト人の精神性にマッチしたやり方は、そうしたものが主流だったということだろう。


    1日1善。1日1クリ。


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