アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

ソーマ・ヨーガと現代社会

2016-10-10 06:57:06 | ソーマ・ヨーガ(冥想法5)
◎疑わしい日常生活の現実性

ドン・ファン・マトゥスは、ペヨーテばかり使っていたと思いこんでいたが、何十年ぶりにカスタネダ本を見返してみると、ジムソン・ウィード(チョウセンアサガオ属の一年草)とプシロシベ(マジック・マッシュルーム)も摂取していたことを発見。

ドン・ファン・マトゥスはペヨーテのことを“メスカリート”と呼び、優しい教師であり守護者と位置づけ、
ジムソン・ウィードとプシロシベのことは“盟友”と呼び、人間があやつることができるものと位置づけ、ペヨーテとは別の扱いだった。

ドン・ファンがキノコを使うときの手順は、まずそれを小さなヒョウタンに入れて乾燥した粉末にする。そしてそのヒョウタンに封をし、一年間そのままにしておく。それから粉末を五種類の別な植物と混ぜ合わせて、パイプでふかすきざみを作った。

思い切り強烈な向精神性薬物を3種をあやつるのだが、分量を一歩間違えればあの世行き。カスタネダは、ドン・ファン・マトゥスの弟子として1961年から5年を過ごし、彼は「日常生活の現実性は疑う余地のないものだというわたしたちの誰もがもっている確信を失いはじめたのだ」と述懐する。荘周胡蝶の夢となったのだ。

堅気の社会人として日本でやっていくためには、こんなことには近づくことはできない。でもちょっと求道あるいは冥想というものを真剣に学び始めれば、この善良な社会人の通念としての世界が絶対堅固なものではないという言説(たとえば色即是空)にあふれていることに気がつくものだ。

さて、女優高樹沙耶さんは、話題の人気映画にでたり、人気の連ドラに出たりと芸能界の寵児だったが、大麻合法化活動みたいなことを掲げた瞬間、芸能界から干された。

また酒井法子や、ASKA、清水健太郎 など、有名人の薬物事犯は枚挙にいとまがないが、そういう単なる快楽増進目的でやるのと、カスタネダのそれは違う。しかし「オウム真理教では、LSDドリンクで洗脳していたではないか」と反論されると、宗教におけるソーマ・ヨーガという看板そのものが、現代社会では十把ひとからげで危険なものとされてしまうことに対して、説得力ある効果的な説明は極めてむずかしい。

カルロス・カスタネダは、恵まれた環境と正師に恵まれ、ソーマ・ヨーガの可能性を世に示したが、現代社会では、その道を持続的に発展させることは不可能なのではないか。

ソーマ・ヨーガは、ヴェーダの昔からあるとはいえ、次の千年王国において初めて公認され得るものなのではないか。
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