アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

立ちすくむ日本人

2006-12-29 07:38:06 | 時代のおわり
◎心理的自殺

日本人の将来を真面目な報道のいくつかから想像すると、それぞれが暗澹たるものである。たとえば、
老人が、人口全体の4割以上に増加することが確実であって、将来受け取る年金が今の収入の半分の水準にもならないこと。

年収2百万円以下のワーキングプア世帯は、その家族も入れると6百万人とか、2千万人とか言われるが、政府もワーキングプアの存在を認めてもいないし、表立った政策も打っていない。挙げ句、NHKがワーキングプア特集の番組を放送したら、 「ワーキングプアになったのは本人の責任、なんでこんなものを放送するのだ」という趣旨の電話が殺到したそうで、ますますワーキングプアは増える環境が続く。

食糧自給率は、ここ何十年間、三割を維持してきていたが、米作農家の保護策もついえて、食糧国産を安全保障策として採ることを、政府は諦めたかに見える。これによって米国、オーストラリアなど主要国からの食糧輸入が止まれば、日本人全体、飢えて死ぬ体制になっている。

石油も99%輸入国で何十年ずっとやってきたが、着々と中東大戦の準備が整いつつあり、一朝中東大戦ともなれば、石油備蓄がなくなるのを待つだけになる。

戦後一貫して民間賃金より安かったはずの公務員の賃金水準は、特に地方において民間の賃金水準のはるか上を行っている。ボーナスの平均支給額だけ見れば、地方では公務員は民間の倍額もらっているので、本給も似たりよったりの実態なのであろう。民間を搾取して役人が栄えたのは古代中国であったが、いつのまにか日本もそうなってしまった。苛政は虎よりも恐い。

こうした将来に希望が持てない予測が並ぶ中、国は滅んでも役人は生き残ることを第一とした政策(公的年金の一元化など)が次々と打ち出されているのではないだろうか。

というわけで、来るべき危機・クライシスが目の前にいきなり飛び出してくると、兎は金縛りにあったように立ちすくんでしまう。兎は次にどんな恐ろしい事態が起こるかは知らないがそれを観念して金縛り状態になっているのだ。それが今の日本人のように見える。

金縛りを解くために、一日数十分の冥想を。


    1日1善。1日1クリ。


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2 コメント

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Unknown (山竒)
2006-12-29 09:59:51
中国の虎も随分減ったと思いますが、日本では狼は絶滅させられるし熊も非常に少くなりました。しかし山に逃げ込まれて社会が動かなくなると苛め政ができなくなってしまうので「熊が出没」など報道が盛んなのでしょう。

「民之飢、以其上食税之多、・・・」と道徳経が語っている頃からちっとも変わらんなあとも思いますが、老荘を消極的として顧みない中国と違って湖南さんのブログが存在するような現在に希望を見出せます。
山竒殿へ (湖南)
2006-12-29 19:02:17
コメントありがとうございました。

千字文や論語の素読から入った江戸期の寺子屋教育がよかったは別にして、先入観のない目で、老荘を評価することは大切だと思います。21世紀もプラグマティズムの中国にとっては、リアリズムに対する風穴として、老荘のようなものは必要なはずですが・・・・・。

共産主義では宗教は全否定。ゆえに迷信が心理に大きな位置を占める現代中国人。

ところで、日本で『山に逃げ込もうとする』と都会か、外国に出るしかないのでしょうね。

いつも御覧いただきありがとうございます。

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