アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

ブラック・アウト

2010-08-18 05:45:05 | 現代冥想の到達点
◎カムバック・タイム

フリー・ダイビングでのブラック・アウトとは、気絶のこと。これは冥想で呼吸がほとんどないようになった状態と全く無関係とも思えないので、チェックしておきたい。

『不測の事態というのは、息こらえをし過ぎて酸欠状態になり、カラダのコントロールが出来ずに筋肉がガタガタと痙攣する「サンバ」(ブラジルのサンバ踊りと似た状態になることから、こう言われる)や、それがもっと進んで気絶してしまう「ブラックアウト(BO)」といった事態のことを言う。

BO状態になった場合に、数十秒以内にカムバック(意識回復)出来ればまず問題はないが、一分以上カムバックしない場合は蘇生率98%、二分で90%、三分で75%、四分で50%、五分で25%、十分で2%と言われている。つまり四分以内にカムバックできなければ植物人間になるなど深刻な後遺症が残る可能性が大きく、五分以内にカムバックできなければかなり高い確率で死亡するということである。

そういうわけでダイビングはひとりでやるわけにはいかないのである。』
(潜る人/佐藤嘉尚/文藝春秋から引用)

ダイビングではこのパートナーをバディと呼ぶ。冥想修業でグルが常に修業の進行を見守るようなものであるが、クンダリーニ・ヨーガのように呼吸停止がそのステージのある段階で見込まれる場合は、水中と空気中という舞台の違いはあるが、必ずパートナーが必要であることは、このブラック・アウトの事例でもわかる。

またグルがついているから、必ず無事に帰って来れるというものでもないのだろうと思う。それもダイビングと同じ。

そしてまた呼吸停止タイムが、肉体を持つ人間に与えられた体外離脱タイムの上限であるということがあるかもしれないという示唆をも与えてくれる。それは、このダイビングの例で言えば、呼吸停止4分を越えれば生還確率5割を切るのだろうと思う。

同じ体外離脱でもヘミシンクとかでやるのは呼吸停止を伴わないようなので、アストラル・トリップ。一方ホンチャンの体外離脱であるメンタル体で出るというのこそ、呼吸停止が伴うので、そこでこの生還確率を気にしなければならないことになる。ただし、メンタル体で出るほどの精神的成熟度の人はあまり生還するしないを問題にしないようであるから、結果的に生還確率1割以下だろうというのはありそうなことである。

この意味からも熟達したクンダリーニ・ヨーギがアストラル・トリップのことを子供だましと酷評する理由が推察できるように思う。フリー・ダイバーが一回の閉息潜水に命をかけているように、メンタル体で出ようとするクンダリーニ・ヨーギも命を懸けてチャレンジしているのだ。




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