アヴァンギャルド精神世界

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不動明王とサラマンダー

2017-06-22 05:41:31 | クンダリーニ・ヨーガ
◎変成中の人がその秘密の火を断つ

人間と神とのノー・リターンポイントに鎮座する不動明王。だが西洋には不動明王のシンボルはない。

しかしながら、西洋錬金術には、火で覆われた生物といえばサラマンダーのシンボルがある。

『魔法と錬金術の百科事典 ロウズマリー・エレン・グィリー/著 柊風舎』によれば、西洋錬金術においては、サラマンダーは、『プリマ・マテリア(第一質料)のシンボルであり、錬金術の工程のなかで、それは変成中の物質がその秘密の火を断つのを助ける役割を果たす、それが賢者の石が最後の力を獲得する助けとなる』(上掲書p201から引用)、などと説明している。

サラマンダーの火が燃えたままでは、ノー・リターンポイントを超えず、熟達したクンダリーニ・ヨーギですら焼け死ぬことがあるという。

サラマンダーは単に四元素の火のシンボルということではなく、神に至る関門ではある。

だが、錬金術図像辞典などを見てもサラマンダーの登場する図版は意外に多くなく(逃げるアタランタなど)、本山博が、宗教には悟った人が開いた宗教と悟りに至る途中の人(まだ悟っていない人)が開いた宗教の2種があるという言葉が浮かぶのである。

サラマンダーが相応の意義にて登場している図版をもつものは無数の錬金術書の中では正統なものなのではないかと思われる。

【図は、逃げるアタランタの第29図】

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