アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

不動明王とサラマンダー-2

2017-11-18 04:35:17 | クンダリーニ・ヨーガ
◎賢者の石について

クンダリーニ・ヨーギ本山博によれば、人は不動明王段階に止まれば死の危険があるという。

西洋錬金術書『賢者の石について』では、最も卑賤な者が王位に上った後にサラマンダーが登場する。

すなわちマニピュラ・チャクラの社会的自己実現を成し遂げた後、天国的な幸福を満喫した後に、火蜥蜴サラマンダーが登場する。

ここまでいかないと先祖の因縁も解消しないとは、一人道を得れば九族昇天できる段階とは、まさにこのレベルであるということ。カルマ・ヨーガの極点である。

『旅する人がみな語る。
火とかげは火から生まれる、と
その食物と生命は火の中にある。
火とかげの本性からして当然なのだ。

それはまた山奥にも棲んでいるので
効験あらたかな四種類の火を燃やす。
第一の火よりも第二の火が強く、
まず火とかげはその中で浴(ゆあ)みする。

第三の火は、まこと他の火よりも強力で
火とかげはその中で体を洗い、身を清め、それから自分の穴へ急いで行く。

だが、すぐに捕らえられ串刺しにされる。
なぜならそれは死に、白くなるまで血を絞られなければならないから。
これはじつは火とかげ自身のためである。

なぜならこの動物は、自分の血を代償に永遠の生命を得なければならないのだから。
以後彼はもう死ぬことがない。

彼の血よりも高貴な医薬は地上にない。
この世にはこれ以上の薬は見つからない。
どんな病もこの血にはかなわないのだ。
それは金属と動物と人間の体を癒す。

賢者の知恵のもとはそこにあり、
賢者の石と呼びならわされる天の賜物を
神から授かったのもそれによる。
石にはあらゆる効力と力が宿っている。

賢者は好意からそれをわれわれに贈ってくれる、
われわれはそのため賢者の思い出を
讃えなければならないのだ。』
(賢者の石について 生ける潮の水先案内人/白水社P61-64から引用)

本山博は、こうしたレベルに達した人物について、ヨーガ以外でも十字架のヨハネエックハルトゾイゼ、道教の呂巌(呂洞賓)などを挙げる。これらの人物の共通点は、神と人間という二元論を超えたところつまりノンデュアリティまで行っていることであるとも指摘する。

つまりノンデュアリティでは、不動明王段階、サラマンダー段階を越えねばならないのだ。

もちろんサラマンダーは外になどない。昔のキリスト教世界で、人間が燃えるなどと公言したら火あぶりの刑なので、伝説の動物サラマンダーが燃えることにしたのだろう。

賢者の石は赤いとは火の色なのだろう。


十字架のヨハネ、エックハルト、ゾイゼ、呂洞賓、本山博を心から讃えます。

コメント   この記事についてブログを書く
« 脳神経外科医がオームを聞く | トップ | 自己愛と感情とマニピュラの連動 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

クンダリーニ・ヨーガ」カテゴリの最新記事