アヴァンギャルド精神世界

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天道に親無く常に善人に与す

2016-01-25 04:58:54 | 老子
◎道教の諸悪莫作衆善奉行

老子にも仏教の諸悪莫作 衆善奉行に相当する言葉がある。それが、道徳教第七十九章の『天道に親無く常に善人に与す』である。

世の中には善と悪があり、人間は善でも悪でも行為できるが、天道は常に善人の側しか推さない。

言霊の善用ということを考えると、一言一句おろそかにできるものではないが、言葉においても、「本当だから、正しいから」という理屈で激烈な言葉ばかりでは、成るべきものも成らないことがある。そこで善言美辞という発想になる。

善言美辞と申しても腹中が打算メリットばかりでは虚言美辞麗句であって実効はない。

人は常に善の側にあって想念・意識を保つべきであるが、外に出る時は善言美辞に努める。日本では明治以来、礼儀・挨拶と言われるが、ともすれば挨拶作法の正しさと美辞麗句を並べれば内実内心は問われないという形式主義が横行している。

人の目につかなければ悪いことをしてよいなどという考え方は、腐敗の最たるもの。
あの中国人ですら、最近はいざ知らず、昔から俯仰天地に恥じずと唱え、老子の時代から「天道に親無く常に善人に与す」ということを承知していたのだ。
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