アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

天動説と地動説

2006-12-17 07:40:43 | チャクラと七つの身体
◎神と自我の位置逆転

天動説の天球図は、17世紀のドイツの古代エジプト学者キルヒャーの次の図案のようなものである。中心に地球があり、地球から近い順に惑星が配列されている。月、金星、水星、太陽、火星、木星、土星。

チャクラというものを内惑星として見れば、天動説の時代には、地球こそ個的自我であり、月たるアートマンが最も近く、神たる太陽はなぜか4番目に位置するへんちくりんなことになっているのだが、これが客観的事実として受け入れられている時代が、古代ギリシアから16世紀にコペルニクスが地動説を唱えるまで続いていたのだ。

この世界観では、自我の中心である地球は、その位置に疑問を持たれることもなく、自明なものであった。自我たる地球から見た神の座である太陽は、地球から数えて4番目の遥か遠い惑星のひとつであった。その上この主神の太陽の位置は、諸神霊の位置が太陽以外の惑星で照応していると見れば、主神太陽はあるにはあるが、沢山ある神々の一つという位置付けであったに相違ないのである。

さて物理的に誤った説である天動説は、アリストテレスの時代(前384年―322年)からコペルニクスの登場する16世紀まで続いていたのであって、アリストテレス以前は、なんと地動説であると思われ、その一例として古代ギリシアの紀元前310年 - 紀元前230年頃のアリスタルコスは、太陽中心の地動説を堂々と唱えていた。

要するにアリストテレスの時代の頃から技術文明の衰退は始まっていたのだろう。また占星術で言えば、コペルニクス以前の約二千年は、誤った天体運行観で星宿を見ていたのであるから、はずれて当然みたいなことになってしまう。要するに16世紀に天動説が地動説に転換したのは、占星術業界的には業界全体の信用問題だったはずなのだが、なんとか現代まで生きながらえているのは何かに頬かむりした結果とも言えよう。


さて、ケプラーやニュートンにより地動説が正しいことが証明された以後は、地動説が社会的通念として、無意識に内惑星の世界観となる。この世界観は、いわば個的自我(地球)と神(太陽)の両方を俯瞰できる位置に人が立って世界を見渡している状態で見た太陽系であり、それが地動説ということになる。土星に照応する一番下のムラダーラ・チャクラから最上位に位置する太陽であるサハスラーラ・チャクラまで、一列のヒエラルヒーを見抜いたのである。

要するに自我は独立絶対的に中心ではなく、神があっての自我であるという相対的な位置関係であることが、太陽系全体のヒエラルヒーの中で理解されたのである。

地球は物理的には、金星と火星の間にある。火星はマニピュラ・チャクラに照応し、金星はアナハタ・チャクラに照応する。ダンテス・ダイジは、地球の位相をマニピュラ・チャクラからアナハタ・チャクラに移行する中有、つまり中間にあると喝破した。

こうした物理的理論が世間に登場してくるということも、巨視的には人間の成熟の証明の一つであることに間違いはないと思うが、16世紀物理学に起こったコペルニクス的展開から400年を経ても、精神世界にコペルニクス展開はまだ起きていない。

【チャクラと七つの身体-357】
◎アートマン-61
10.錬金術 ◎天動説と地動説
(ザ・ジャンプ・アウト411)

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