アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

心の本性の性質と体験

2019-06-15 07:10:57 | マントラ禅(冥想法7)
◎マントラだけでできている世界

チベット密教では、第六身体アートマンのことを、心の本性、空性、輝き、リクパ、自己認識などと言う。

心の本性においては、既に個人は独立した存在ではなく、土も、コンクリートも、空も、魚雷で穴を開けられたタンカーも、密かな恋人との語らいも、誰にもばれないでうまいことやろうと思っている心の動きも、生きとし生けるものすべて、無生物すべても相互に連動している、心の本性である、アートマンの現れたものである。

だがその現れには重要な特徴がある。チベット密教で用いられる例えでいえば、アートマンは大きさのない点に似ている、或いはアートマンはが飛び行く空に似ているなどと言う。だから空性と呼ぶ。

この表現では、明らかに見ている自分を残した見え方であり、そのような表現では誤解を招きそうであるが、譬えというのはそういうものなのだろう。

人は、譬えに接し、イマジネーションでもってそれにアプローチ、コンタクトし、真似をして、やがてその真似は神に入り、やがてそのものの実体験へ移っていく。

般若心経を唱えれば、色即是『空』と言うが、それを実体験することを狙うのか、それを常に実体験している自分に気がつくことなのか、気がつこうとしている自分は何なのか。

六字の名号を唱え続けるだけでも、アートマンに到達する人もいるくらいだから、当然に色即是空、色即是空と繰り返すだけでもいける。その先にあるあらゆるものが南無阿弥陀仏である世界、あらゆるものが色即是空である世界は何ものなのだろうか。

安心決定鈔
『念仏三昧において、信心決定せんひとは、身も南無阿弥陀仏、こころも南無阿弥陀仏なりとおもうべきなり。』

島根県の妙好人 浅原才一:
『この世界仏の世界でござります
仏の世界に生をうけさせ
ご恩うれしや南無阿弥陀仏
ありがたいな
ご恩を思えばみなご恩
これ才市なにがご恩か
へえご恩がありますよ
この才市もご恩でできました
着物もご恩でできました
食べ物もご恩でできました
足に履くものもご恩でできました
そのほか世界にあるものみなご恩でできました
茶碗や箸までもご恩でできました
敷き物までもご恩でできました
ことごとくみな南無阿弥陀仏でござります
ご恩うれしや南無阿弥陀仏』
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