アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

九月九日に高いところに登る

2007-04-06 05:49:05 | 道教
◎災難を避ける

『後漢の費長房は、あるとき弟子の桓景にむかって、
「九月九日にはお前の家に大きな災難がふりかかる。だから急いで家族に赤い袋を作らせ、そのなかに、茱萸(はじかみ)をいっぱい入れておき、当日それをもってにのぼって菊酒を飲め。そうすれば、災難を避けることができるだろう。」といった。

そこで桓景は、いわれたとおりにして、九月九日に一家こぞって山にのぼった。日が暮れてから家に帰ると、飼っていた鶏、犬、牛、羊などがみな死んでいた。今のならわしは、この故事に基づいている。
(『歴世真仙体道通鑑』巻二十、壺公)』
(道教百話/窪徳忠/講談社から引用)

この故事に基づいて、平安時代の人も9月9日には高いところに登って菊酒を飲む習慣があった。

この話のモチーフは、ノアの方舟や、過越の祭と共通したところがある。いつまでもこんなろくでもない暮らしぶりをしていれば、いつかは災難がふりかかることがあるだろうという直観は誰にでもあるものだろうと思う。けれども、それをきっかけに、何かに向き合ったり見つめたりということは、日々の生活の中に取り紛れているせいか、なかなかできている人は少ない。


    1日1善。1日1クリ。

はじかみ


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2 コメント

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菊酒 (カマドー)
2007-04-08 08:11:41
沖縄でも菊酒が旧の9月9日にあるのですが、詳しい意味が解らず、有難う御座います、これからも宜しく
カマドー殿へ (湖南)
2007-04-09 05:58:04
これは、平安時代の風習かと思っていましたが、登高の風習は沖縄にも残っているのですね。

地球温暖化で、皆が登高する時代もあるかも。


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