アヴァンギャルド精神世界

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トート

2010-09-24 05:57:04 | 時代のおわり
◎地獄行きの人には輪廻転生がない

エジプト神話で伝えられるトートの伝承は以下のようなものである。

『オシリスについで崇められる神にトート(Thot)がある。トートは知恵の神で、下界の法廷では、オシリスの傍らに立って、人間の心の目方を計る秤を眺めながら、手に神と筆をもって控えている。

この理由からトートは神の書記と呼ばれている。この神の像は鶴の首をもった人間の姿に書かれている。

そしてその頭の周囲に新月の形をした後光がついているのて、時を定める神とされていたことを示すものである。』
(エジプトの神話伝説/名著普及会から引用)

またトートは王の助言者であり、鶴の姿で世界中を矢のように飛び回る。

この記述では、トートは閻魔大王であり、時を定める神であるから世界のトータル・コントロールを行っている神でもある。

エジプトのセトナ王子の見たところでは、死者がアメンチーというあの世の法廷に引き出されて、その法廷には大勢の神々が列席しているのだが、その死者の善悪を大きな秤で図って、その結果をアヌビスが報告する都度、トートがそれを紙に記録する。
功過格おそるべし)

善の方が悪より多かった人は、その魂は天国に登り、悪の方が善より多かった人はアメンチーの王に仕える怪獣アメイト(amait)の前に投げられて、見る間に肉体も魂も一口に食われて、もう再び生き返ることはできない、とされる。

また善悪が同じ位だった人は、護符を与えられてセケルオシリスに仕える人々の中に加えられる。

これによると、地獄行きの人は輪廻転生がない。

仏教的輪廻転生では、地獄にも仏があって救ってくれる者もいるという伝えられ方をしているが、地獄行きの人は輪廻転生せず終るというのは、現代の60億を越える地球人口の時代では、現実的なのかもしれないと思った。






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