アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

冥想の深浅高低-8

2014-10-22 03:13:17 | ザ・ジャンプ・アウト
◎原始仏教の分類5

原始仏教の遊行経の、釈迦の入滅シーンの続きです。
『(これまでただ釈尊の説法を数多く聴聞して、それを記憶することには特に傑出していたものの、その説法には説かれなかったこのような場面に遭遇して、すっかり窮地に陥った)アーナンダ(仏弟子)は、(天眼をもってこの情況を見通しにわかに出現した)アヌルッダ(阿那律=仏弟子)に質問します。

「世尊は、もはやすでに完全なるニルヴァーナを遂げられたのでしょうか。」
アヌルッダは答えて言います。
「まだです。アーナンダよ。世尊はいま(色界・無色界すなわち三界のすべてを超えて)
滅想定におられるのです。私はむかし親しく仏から聞いたことがあります。「第四禅から出て初めて完全なるニルヴァーナを遂げる」と。」

その時に世尊は(はたしてアヌルッダの答えたとおりに)、
滅想定から出て(無色界にもどって)、有想無想定に入り、
その有想無想定から出て、不用定に入り、
その不用定から出て、識処定に入り、
その識処定から出て、空処定に入り(ここで四無色定を終えて)、

その空処定から出て(色界に戻って)、第四禅に入り、
その第四禅からから出て、第三禅に入り、
その第三禅からから出て、第二禅に入り、
その第二禅からから出て、初禅(第一禅)に入り(3たび繰り返して)、

その初禅から出て第二禅に入り、
その第二禅から出て第三禅に入り、
その第三禅から出て第四禅に入り、
その第四禅から出て、ここに仏は完全なるニルヴァーナを遂げました。』
(阿含経を読む/青土社P952-953から引用)

ここでポイントになるのは、欲界・色界・無色界すなわち三界のすべてを超えれば、既にそこは人間の体験でなく、仏の領域であるが、その滅想定はニルヴァーナではないと、釈迦自身が否定したとアヌルッダが述べているところである。

滅想定(滅尽定(滅受想定))は、三界を超えているので、定ではなく、ヨーガ・スートラでいえば、三昧に該当する。ところが滅想定はニルヴァーナではないので、滅想定はヨーガでいう有想三昧に該当すると考えられる。
で、ニルヴァーナは、ヨーガ・スートラでいえば無想三昧。

これによって仏教で見ている冥想(禅定)のレベルは9ではなく、実は10段階であり、それぞれがヨーガ・スートラの分類に符合するものとなると考えられる。

【チャクラと七つの身体-306】
◎アートマン-10
1.クンダリーニ・ヨーガ ◎冥想の深浅高低-8 ◎原始仏教の分類-5
(ザ・ジャンプ・アウト360)

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3 コメント

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Unknown (UNI)
2015-02-21 01:28:18
ニルヴァーナは無余依涅槃
滅想定は有余依涅槃
なのではないでしょうか。つまり全く同一ではないけれど涅槃であると。
OSHOの本(奇跡の探求)にも仏典には2つのニルヴァーナが記されているとあり、菩提樹の下で滅想定に至り三界を超え生前解脱、入滅の際完全なマハパリニルヴァーナに至ったということではないでしょうか。また同じ本には第7身体には肉体では決して至れない。岸辺に立って眺められるだけだ、みたいな記述もあってそれが滅想定なのではとも思います。
欲界=第1~4身体レベル
色界=第5身体レベル
無色界=第6身体レベル
であって最初にクンダリーニヨガ的に段階的に第6身体を通って第7身体に入ってみせ、入滅の際には只管打坐的にすっ飛ばして第7身体に入ってみせた。両方の道を究めたスーパースターならではですね。
なので滅想定はヨーガ・スートラでいう無想三昧なのではないかと。
UNI殿へ (湖南)
2015-02-22 07:10:15
無余涅槃=ニルビカルパ・サマディー(自己は完全に神と一致して差別感はない)、
有余涅槃=サヴィカルパ・サマディー(自己と神との差別感がやや残っている三昧)
と見ていますが、滅想定をどれに充てるかは、実際に釈迦の2つの涅槃を見た人物だけが決め得るのであって、体験のない者が議論するところではないように思います。

OSHOの説明も、質問に対して説明しきるということではなくて、時に断片的すぎる説明だったりして、親切とは言えないところがあります。彼が釈迦が2種の涅槃ありというのはどういう意図でそう言ったのかは、そこは私も読みましたが、説明は尽くされていませんでした。

また欲界や色界はむしろ精神のことであって七身体にそのまま当てられないと思います。
Unknown (UNI)
2015-02-22 20:24:11
ご回答ありがとうございましたm(_ _)m

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