アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

グロフの分類

2007-02-09 05:58:22 | 冥想アヴァンギャルド
◎トランスパーソナル心理学の崖っぷち

トランスパーソナル心理学者のスタニスラフ・グロフは、30年間にわたり、LSD投与による幻覚実験(サイケデリック・セッション)とLSDが非合法化されてからは二万回以上の呼吸法と音楽併用による意識の深化実験(ホロトピック・セッション)を行った。

そこで発生してきた事象を次の四分類とした。
1.全体性と羊水的宇宙
出産前の原初的幸福感

2.楽園からの追放
出産によるこの世への登場と自我形成にともなう世界との葛藤

3.死と再生の葛藤
本格的なこの世との葛藤。悪魔的なものとの遭遇

4.死と再生の体験
死と再生の体験にはいろいろなレベルがあり、必ずしも梵我一如に至るわけではない。
(参考:深層からの回帰/スタニスラフ・グロフ&ハル・ジーナ・ベネット/青土社)

グロフの実験にはどのような心理的事象のバリエーションが出てくるかを、整理したという意義はある。

しかし、この本の中で、さる精神医療の専門家が、メキシコ・パレンケの人身御供の遺跡で、人身御供を見ている自分ではなく、自分がその犠牲者になりきって当時の儀式そのものを追体験してしまうエピソードが出てくる。この体験で通常のLSDセッションならば、覚めた後に『あ、現実ではなかったたんだ。』と引き戻される感覚があるが、この時は現実そのものという感覚であったことが述べてある。

このポイントこそが、心理現象から現実へのボーダー・ラインであり、これから先がトランスパーソナル心理学が一歩心理学の外へ踏み出す道筋があるように思う。心理学は、正しき心を持って、現実操作へと向き合って行く方向へ進むしかないのではないか。

心理学者にも正しい心を。


    1日1善。1日1クリ。


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