アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

翡翠、真珠、ダイヤモンド

2020-09-24 05:45:53 | 冥想アヴァンギャルド
◎得られた宝は世俗のものではない

翡翠は、高価なものもあるが、壊れやすく、中国では伝統的に貴石の代表だった。
同じ貴石でもダイヤモンドが壊れにくいものの代表なので、中国における翡翠の珍重はやや奇異に思える。

古代の錬金術師葛洪は、死体の九つの開口部に黄金と翡翠を詰めると腐敗を防いでくれるとまで言う。これは、死を陰と見れば、陽なる黄金と翡翠を当てることで、死体の陰陽バランスをとれるとでも思ったのだろうか。翡翠はそうした呪力への信仰なくして珍重されることはなかっただろう。翡翠は中国では皇帝のシンボルでもある。

真珠は、西洋の王冠をみるとサファイア、ルビー、エメラルドなどに交じって大ぶりだが、やや形の歪んだそれに気がつくことがある。真珠は貝殻から採取され、水の中から得られることから月なる陰のシンボルである。だから恋愛や出産での幸運を願う場合に用いられる。真珠は、月であり、水であり、女性として顕れ、そのパワーは、再生の力として用いられる。

翡翠と真珠がそろって、人は生と死と再生まで展望できるのだ。

一方ダイヤモンドは、永遠不壊の象徴であって、絶対的実在アートマンのシンボルである。インドでは、水晶は未熟であってダイヤモンドは成熟。ダイヤモンド(金剛、ヴァジラヤーナ)は陰でも陽でもないシンボルである。

生命の木や金のりんごや金の羊毛を守る龍や蛇を、英雄や聖者が退治すると石や財宝が得られるものだが、その宝はもともと龍や蛇の口にあったものだから唇につけてはならないという俗信がインドから中東に存在する。

それで得られた宝は、世俗のものではないことを皆わかっているわけだ。
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