アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

脳内のある物質が世界を変える

2019-06-23 07:05:29 | ソーマ・ヨーガ(冥想法5)
◎無用に異世界を覗き込む

脳科学の立場ではエーテル体もアストラル体もないので、悟りを脳科学で考えれば、脳内のある物質が、自分という像を、あなたも私も同じとか、一切衆生あらゆる万物はひとつながりの世界であるという、統合失調症的な世界認知をさせているという見方もあり得る。

これについては、いろいろなドラッグを自らキメてみたオルダス・ハックスレーも似たようなことを言っている。
『つまり別のいい方をすれば、われわれは誰でも、その少量が与えられれば自分たちの意識に深刻な変化をもたらすものとして知られている化学物質を、自分自身の体内でつくることもできるのだ、ということになってくる。そしてその物質によって意識が変化させられた結果として生じる徴候のうちには、二O世紀の特徴的な世紀病、精神分裂病の中で見られる徴候とよく似たものが少なくないのである。』
(知覚の扉/オルダス・ハックスレー/河出書房新社P7から引用)

これは、メスカリンの作用についての言及。欧州の薬物付き野外コンサート、レイブでもアメリカの高校、大学、家庭でも広くドラッグが蔓延していると聞くが、ストレスや悩み解消でドラッグをやるのだというようなせりふを映画やテレビ・ドラマで見ることが多い。

ところが、向精神性ドラッグの効果は人によってまちまちなところがあり、その効果は、世界観そのものを一変させてしまうことがあり、その変化に堪えられない場合は、社会的不適応やゲシュタルト崩壊ということがあり得る。

ドラッグ服用により、ストレスや悩み解消どころではない、この皆が社会だと考えている世界ではない、全く別の世界に飛び込んでしまう可能性があるのだ。

霊的感覚を得ることをさも良いことのように吹聴する人もいるが、霊的感覚を開くというのは、ドラッグにより別の世界をのぞき込むことと同じ。

卒業
の準備ができていない人間が無用の霊道を開くことについては、デビッド・ニールがその危険性を指摘しているとおりである。ドラッグも同様の危険性をはらむ。薬物依存も問題だが、こちらも深刻な問題であると思う。
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