アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

テレビが壊れた

2015-09-25 06:51:57 | 時代のおわり
◎明るくていつまでもなんとかなる的な世界

テレビが壊れた。購入後6年目。一日に1時間もテレビを見ることは少ないので、さほど支障はないかに思われた。

日常生活の中で最低限必要な情報は、天気予報であり、交通情報であり、一部の自分に関連するニュースだけである。テレビであれば、これらが、他の関係ない情報中に含まれて流れてくるのだが、テレビが壊れると自分でネットで調べなければならない。

よってテレビは人を極めて受動的にし、余計な情報を沢山詰め込まされる。つまりテレビが優秀な洗脳装置と言われる所以はここであったと改めて感じた。ネットは自分で検索しないと情報に行きつかないから、能動的に必要な情報だけを取るので、その点では健全である。

そして、テレビのない日は、気分がテレビのある日と全く異なっているということ。

テレビでは、グロ・怪奇ドラマや事件報道を除くと、テレビの報道もバラエティもドラマも、すべて共通のある心的傾向性を持っている。それは、今日も明るい、明日も明るい、というような予定調和的な世界に万人が生きているという幻想的な現実感を視聴者に与え続けているということ。

こうしたアポロン的世界観をテレビの中で演じ、報道し続けることで、視聴者は自分たちもそんな幸福な気分の中で生きているが如き雰囲気に浸る。

朝起きてテレビをつけた瞬間そんなほんわか気分が始まり、つらい今日一日の勤労や学業も、なんだか癒されて始まる。さらに帰宅してテレビをつけて再びぬるま湯気分が始まって癒される。これが大方のテレビ人の日常だろう。

こうしてみると、テレビはストレスの多い現代人の感情コントロール=癒しに大きなパワーを発揮しているように思う。逆にテレビ・ヒーリングの効能が切れ始めているから、うつ病などの精神病が増えているともいえるように思う。うつ病はある意味で、感情の病気の部分がある。

冥想は、こうした「明るくていつまでもなんとかなる的な世界」の陰に潜む真相に直面させるメソッドである。だから冥想の必要性は見えにくく、わかりにくい。

また人は別の世界観に生きる必要性を感じることは少なく、人はともすれば同じ生き方を何百年でもする傾向があるともいうし・・・。
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